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【例文付き】自己PRでチームワークを伝えるには?ポイントや注意点まで解説

自己PRを書く際に何を書けばよいか迷う時、例文を参考にするのも一つの方法です。 

本記事では「チームワーク」についての自己PRの例文と、NG例をケースごとに紹介します。 

 

1. 自己PRで「チームワーク」を伝えるための例文

就職活動においての例文

アルバイト経験

私の強みは、周囲と協力し困難を乗り越える力です。 

私はケーキ屋でのアルバイト経験において、チームワークを重視し、円滑な業務遂行を意識しました。私の勤務先のケーキ屋では、例年クリスマス前の忙しい時期に人手不足で困っていました。 

そこで私はアルバイトリーダーとして、アルバイトの求人に加え、事前に各メンバーのシフトの調整を綿密に行うことで人手不足にならないように計画しました。また、各メンバーの得意分野や好きな作業を聞き、できるだけその希望に沿うように担当作業を割り振りました。 

 

これにより、アルバイト全員のモチベーションを維持し、予定通りクリスマスケーキ500個の販売を無事に達成することができました。入社後も、自分の協調性を活かし、チーム全員が気持ちよく働けるようサポートしたいと考えています。

(342字) 

 

学業経験

私の長所は積極的に人を巻き込む力だと考えています。私はマーケティングのゼミ長として、ビジネスコンペティションの優勝を目指しました。

コンペティションに優勝したチームを分析し、十分な作業時間の確保と明確な役割分担が重要だと考えました。しかし、メンバー数が多いために、全員が集まれる時間を確保することが困難な状況でした。

そこでメンバー同士が協力して稼働できる時間を増やせるようにチームを細かく分け、議論を通じて新しい視点を取り入れる環境を築きました。加えて、企画、分析、報告書作成、提案書作成、プレゼンテーションに至るまでメンバーそれぞれの得意分野に合わせて明確に役割分担を行いました。

ビジネスコンペティションの結果は惜しくも準優勝であったものの、チーム全員が集まることが難しい中、予想以上の評価をいただくことができました。今後もチームの成果を最大化できるような人になりたいと考えています。

(405字)

学生

 

部活動、サークル活動経験

どんな状況でも周囲を元気づけられることが私の強みです。大学のバスケットボールサークルでは、メンバー間のモチベーションの高さの差によってメンバーの出席率が50%以下の状態が続いていました。私は、一部のやる気の低いメンバーによってサークル全体の士気が落ちることが原因ではないかと考えました。

私はサークル長ではなかったものの、楽しくサークルで活動したかったため、チームメンバーのモチベーション差を解消するために、高いモチベーションを維持するメンバーがサポートする仕組みを提案しました。具体的には、モチベーションの低いメンバーとの対話や全体のビジョンを共有するために、ぺア練習や個別メンタリングを行うことをサークル長ら幹部メンバーに提案し、実行しました。

 

結果として、モチベーションの差を埋め、全体の出席率が1.5倍に向上しました。入社後も自身の柔軟性と協調性を活かし、異なる個性やモチベーションの違いを理解し、共通の目標に向けて効果的に仕事を進め、組織の成果向上に貢献したいです。

(432字)

 

転職活動においての例文

事務職

私の強みは、チームの効率を最大化するマネジメント能力です。前職の事務職では、ITツールを導入することで、チームメンバー間の連携を円滑にし、データ整理や文書作成においても正確性を維持しつつ作業効率を向上させました。大規模なプロジェクトにおいても、厳しい期限内に複数の業務を同時進行する必要があったため、同僚と毎朝ミーティングを設定し、密な連携を通じて効果的なチームワークを築きました。

加えて、業務の多様性による情報の断片化に対処すべく、ITツールを駆使してコミュニケーションとタスク管理を効率化する提案を行い、導入から担当しました。

 

その結果、チームメンバー間での円滑な連携が可能になり、プロジェクトの業務処理期間を昨年度より1割短縮することができました。これらのスキルを生かし、新しい事務職での仕事においてもチーム全体の協力を通じて高い生産性と正確性を提供できる自信があります。

(385字)

 

営業職

私の強みは、チームでPDCAを回し顧客ニーズに応える力です。

素材メーカーでの4年間の営業職経験を通じて、入社2年目には社内で最も売上規模の大きいクライアントを担当し、2年間で顧客内シェアを15%から30%に増加させました。この成果の背後には、具体的な施策が効果的に機能しています。

具体的な施策の一つとして、「顧客のニーズや課題」、そして「過去の成功・失敗事例」を積極的にチーム内で共有し協力関係を強化しました。これにより、各メンバーが豊富な情報を共有することで、顧客の要望や課題に対する理解が深まり、それがチーム全体の営業力向上に繋がりました。

さらに、チーム全体の営業力を強化するために、プレゼンテーションスキル向上に焦点を当てました。チームメンバーと共にプレゼンを作成し、それを互いに評価しながら練習することで、お互いの強みや改善点を把握し、共通の目標に向けてスキルを高めました。この練習と評価のサイクルが、個々のメンバーがより自信を持ってプレゼンテーションに臨めるようになり、営業活動においても一体感をもたらしました。

これらの施策を通じて、私たちのチームはチームワークを発揮し、顧客の期待に応えるだけでなく、営業成績も飛躍的に向上させることができました。貴社でも同様のアプローチを通じて、協力とチームワークを重視し、新たな成功を築くお手伝いができると確信しております。

(589字)

誇りを持って働く人の画像

 

エンジニア職

私の長所は、チームで協力して課題を解決する力です。

前職からエンジニアとして、○○における技術的な問題にも△△という手法を取る事で、真摯に取り組んできました。過去のプロジェクトでは、要件定義から実装、テストまでの一貫したプロセスを通じて、効果的なソフトウェアの開発を海外チームとの連携を通じて達成しました。

特に○○の導入プロジェクトの進行中に発生した技術的な課題への対応では、日夜問わず海外のチームとの迅速な問題解決が求められることが多々ありましたが、チームメンバーとの協力により、言語や時差の壁を乗り越え、プロジェクトのスケジュールを守ることができました。これらのスキルを活かし、貴社のエンジニアリングチームにおいても新しいアイディアを提供し、技術的な課題に柔軟かつ効果的に対処できると自信を持っています。

(349字)

 

2. 自己PRで「チームワーク」を伝えるときのNGな例文

就職活動においての例文

アルバイト経験

NG例文

アルバイトでは、チームの効率化に貢献しました。当初は他のスタッフと連携することはほとんどありませんでしたが、私の○○といった手法のほうが効率的ではないかと考えたため、チーム全員に教えたところ、全体の効率が△%向上しました

この例文では、エピソード自体は良いものの、「私の手法のほうが効率的ではないか」や「チーム全員に教えた」という表現から、チームワークよりも、自分のやり方へのこだわりが前面に出てしまっています。なぜチームを効率化させたかったのか、どのようにチーム全員を納得させてその手法を普及させたのかを整理し、他者との連携や協力を強調する表現に変えることが望ましいです。 

 

NG例文

アルバイト経験では、アルバイトリーダーとしてを上手くまとめました。仕事は主に個人作業でしたが、それぞれが自分のペースで作業を進めることができました。

1文目で「リーダーとしてみんなを上手くまとめました」と主張しているのにもかかわらず、2文目の内容はチームワークや協力したエピソードではないため、協調性やグループでの働き方に対する理解が不足していると受け取られかねません。1文目で主張したい自分の強みを裏付けるような関連性の強いエピソードを2文目に書くべきでしょう。 

 

学業経験

NG例文

学業では主に個別の課題に取り組んできました。他の学生との協力よりも、自分の理解を深めることに重点を置いていましたその甲斐あって、国際論文を発表することができました。

チームワークや協力に対する関心が薄い印象を与える表現です。協力の重要性や他の学生との連携についても触れるよう心がけましょう。 

 

NG例文

学業の中では、他のクラスメイトとの共同作業はほとんどありませんでしたが、自ら声をかけたことでほとんどのクラスメイトと仲良くなることができました

クラスメイトと仲良くなる」ことだけでチームワークを発揮したとは言えませんクラスメイトと信頼関係を築いた上で、チームで目標を達成したり、課題を解決したりした経験を述べることが理想です。 

NGハンドサインをしている人の画像

 

部活動、サークル活動経験

NG例文

部活動では、自身のアイディアを主張し、他のメンバーにも自身の意見を押し付けることなく、リーダーシップを発揮してきました。

リーダーシップを強調する一方で、他者との協力や共同作業が抜けており、他のメンバーとの協力の経験について言及したほうが良いでしょう 

 

NG例文

サークル活動では、チームのために自身の考えていることを他のメンバーに伝えることが得意でした

「チームのために」と書いていますが、自身の考えを伝えることが得意であるという内容だけだと、個人の主張や得意な部分が前面に出てしまっています。チームワークや協力ができた上で主張ができるという表現のほうが好ましいでしょう。協力の具体例を挙げることが望ましいです。

 

NG例文

部活動では、目標に向かってメンバーと協力し努力してきましたが、他のメンバーよりも私のアイデアが最善であると考えたため、リーダーシップを発揮することが多々ありました。

チーム全体での協力や共同作業に焦点を当てず、自分のアイディアやリーダーシップを強調しているため、協力の一環としての働き方をもっと具体的に表現する必要があります。 

体育館

 

転職活動においての例文

事務職

NG例文

事務職として担当していた仕事は常に自分でコントロールし、他のチームメンバーとの連携は最小限でした。しかし、私の方が効率的に作業を完了できていました

チームワークや協力に対する言及が不足しており、自分の効率性ばかりが強調されています。また、効率性をアピールする自己PRだとしても、具体的にどのように効率的に仕事を行っていたのか詳細が不明です。チームワークが強みであると主張したい場合、他のチームメンバーとの連携や協力に焦点を当てるように改善が必要です。 

 

NG例文

事務職での経験では、仕事は主に個人作業でしたしかし、他のスタッフとの連携を行う際は、お互いを気遣って依頼を行ったり、分担を工夫したりしました

「気遣い」や「工夫」を具体的に書きましょう実際に合ったケースについて簡単に「例えば、年末の繁忙期の時期は、チームの目標達成のために自分が担当している○○業務以外にも、他のメンバーの△△業務にも携わりました。」などと具体的に表現してみましょう。 

 

NG例文

事務職の経験では役割分担に力を入れました。それぞれのメンバーの仕事の向き不向きを考え、最適だと思う役割を振りました。当初は反発があったものの、チーム全体のためだと説得し、無事に最終的には目標を達成することができました。

役割分担はチームワークをアピールする良いエピソードになるでしょう。しかし、役割分担を行う際の話し合いや分担後の説得を具体的にどのように行ったのかの説明が欠けているため、強引な印象を与える可能性があります。協力に対する理解を強調する表現に変更が必要です。 

 

営業職

NG例文

業職の経験では個人の成績常に上位をキープしていましたため、他のメンバーにも積極的にアドバイスを行っていましたそのため、自分の所属していたチームも、常に営業成績を3年連続1位をキープすることができました。

チームワークや協力に焦点を当てず、自己の成績や貢献のアピールばかりが強調されています。アドバイスだけでなく、他のメンバーとの協力が成功に寄与したという具体例を交えると良いでしょう。また、この強みが転職先でも再現性があるものなのか伝わるような表現である必要があります。

 

NG例文

営業職の経験ではお客様だけでなくチームメンバーとの信頼関係も大切にしていました。お客様のニーズを的確に把握しそれをメンバーと共有することで、自分の提案だけでなく、チームメンバーの提案も通るように努力しました。

1文目で表現しているお客様との信頼関係を築いた具体例や、メンバーとの信頼関係を築いた具体例が不足しています。また、2文目にあるチームメンバーの提案が通るようになることで得られる成果が、具体的に何に該当するのか不明瞭です。それにより顧客数が増えたのか、売り上げが上がったのか、営業としての実績や成果につなげる表現を入れるべきです。

 

エンジニア職

NG例文

エンジニア職の経験ではメンバーと協力することで、トラブルを乗り越え、納期を守ることができました。

全体的に具体が欠如しています。どのようなプロジェクトだったのか、そのプロジェクトの最終目標は何だったのか、どのようにメンバーと協力したのか、どのようなトラブルが発生し、それに対しどのように対処したのかをそれぞれ簡潔に説明する必要があります。 

 

NG例文

エンジニア職の経験では、主に個別のタスクに集中し、他のメンバーとの連携は最小限でした。しかし、私の技術力を生かし、プロジェクトの成功に大きく貢献しました。

チームワークや協力を強調せず、個人の技術力が前面に出ています。協力や連携がプロジェクトの成功にどう寄与したかを具体的に示すと良いでしょう。 

 

3. 「チームワーク」が面接で効果的なワケとは

「チームワーク」が面接で効果的な理由は、社会人において不可欠な能力であり、異なる業種での活動にも役立つ汎用スキルであるからです。これらのスキルをアピールする際には、具体的な経験や例を交えつつ、主観的な表現に注意し、強みを絞って伝えることが重要です。 

採用活動中の写真

 

社会人に不可欠な能力

社会人としてのチームワーク能力は、コミュニケーションや協力によって業務を円滑に進める力を指すことが多いでしょう。簡単そうに聞こえても、実践するとなると簡単なことではありません。 

特にグローバル化や働き方の多様性が進む現代では、異なるバックグラウンドやスキルを持つ人々と協力し、複雑な業務に対処する必要があり、チームワークの難易度はますます上がっています。 

上手くチームワークが発揮できると、異なる視点からの知識やスキルを結集し、より創造的かつ効果的な解決策を生み出すことができます。 

 

一方で、プロジェクトでの役割分担を無視し、自身の業務だけに注力していた場合、全体の成果に寄与できません。 

社会人においては、単なる協力だけでなく、適切なタイミングでリーダーシップを発揮できることも求められます。チームがリーダー不在の際にも、指示を待つのではなく、メンバーそれぞれがチームの目標達成のために何が必要なのか考えて主体的に役割を果たし、円滑なコミュニケーションを促進できることがチームワークを考える上で重要です。 

ゴールに向かう人

 

異なる業種で活用可能な汎用スキル

異なる業種での活躍が期待される現代社会において、単一のスキルだけでなく、異なる環境でのチームワークが必要です。  

特定の業種に偏ったプロジェクト経験しかない場合、異なる分野でのコラボレーションが難しいと見られかねません。特定の業界用語に精通しているが、他の業界のメンバーとの円滑なコミュニケーションが難しいと感じる方は未だに少なくありません。 

最初は新たな環境に戸惑うかもしれませんが、お互いの専門知識を尊重し合う姿勢を保ち、異なる業種での新しい環境や人、活動に適応すれば、新たな活躍の場が広がり、異なる業種でのチームワークにおいて強みを発揮できるかもしれません。 

 

一方で、特定の業種に固執し、他の分野に対する興味がない人は、異なる業種や環境でのチームワークに苦戦する可能性があります。 

このような場合、ある特定の業種内でしか活躍できず、柔軟なキャリア形成を描きづらくなってしまう恐れがあります。 

 

4. 「チームワーク」を面接で伝えるときの6つのポイント

結論から伝える

面接では最初の印象、つまりファーストインプレッションがかなめになります。簡潔に結論から伝えることで、面接官の印象に残りやすくなります。 

要点を明確に述べ、面接官にすぐに理解してもらえるようにすることが重要です。 

 

例えば、

「私は前職のプロジェクトでリーダーシップを発揮し、チーム全体の目標達成に貢献しました」

といった簡潔な結論が効果的です。 

 

結論があいまいで冗長だと面接官の注意を引くことが難しくなります。 

「何かと言いますと、私の強みはチームワークです。前のプロジェクトでは、いろいろなことがありまして、最終的にはうまくいきました」

といった漠然とした表現は避けるべきです。 

結論から伝える際には、要点を的確にまとめつつ、過去の実績や経験に焦点を当てることがポイントです。冗長な説明や抽象的な言葉遣いは避け、具体的で明快な言葉で伝えるよう心掛けましょう。 

 

チーム内での自分の役割を強調

自分の役割を強調する際には、具体的な貢献や果たした役割を具体例を挙げて伝えましょう。 

「結局、あなたは何をしたの?」

と面接官に思われないようにしたいものです。 

 

「プロジェクトではメンバーの意見をまとめ、効率的なタスク分担を行いました」

といった具体的な経験をシェアすることが重要です。その後の面接官の反応を見ながら、「具体的には~」と詳細を話すと良いでしょう。 

自分の役割を強調することは、単なるチームメンバーでなく、リーダーシップや主導的な役割を果たしたことを示す手段です。これにより、協力だけでなく、自己主張や責任感もアピールできます。 

ただし、自分の役割を強調する際に他のメンバーの貢献を軽視するような表現は避けるべきです。冷静なときには言わないような表現でも、緊張すると口走ってしまう方は気を付けたほうが良いでしょう。 

例えば、「私がいなければプロジェクトは成功しなかった」といった一方的な強調は避けるべきです。 

協力関係の図

 

将来どのように活かせるのかを伝える

面接では「弊社で活躍してくれそうか」という観点で面接官は候補者を評価しています。 

将来の展望を話す際は、自分の獲得したチームワークスキルを今後の役立て方に再現性をもって結びつけることが不可欠です。 

 

例えば、

先ほどの話と重複しますが、○○を乗り越えた経験を通じて学んだリーダーシップ力を、貴社の○○のプロジェクトにおいても△△といった場面や◆◆といった課題があっても乗り越え、成功に導けるよう活躍したいです。また、直近5年では、○○ができることを目標に精進したいと考えています。

といった将来の志向性を具体性をもって示すことが望ましいでしょう。 

背景将来の活かし方を伝えることは、面接官に自身の長期的なビジョンや目標を理解させる機会です。これにより、面接官にとって将来のチームメンバーとしての適応性を確信させることが期待されます。 

 

一方で、将来の活かし方を聞かれた際、あまりにも漠然とした将来像や、現実的でない目標は避けるべきです。「どんな場面でもチームワークを大切にする」といった抽象的な表現ではなく、具体的な展望を示すことが求められます。 

将来の展望を伝える際には、その企業やポジションにおいてどのようにチームワークスキルを発揮したいかを具体的に述べることが大切です。企業の文化や価値観に合わせた展望を示し、自身がその環境に適応できることをアピールしましょう。 

旗を掲げる人

 

具体的なエピソードを交える

具体的なエピソードを交えることで、面接官にイメージしやすい状況や行動を伝えることが魅力的です。 

「チームで協力しました」だけでなく、「厳しい締め切りの中で、チーム全体で協力して迅速な意思決定を行い、プロジェクトを成功に導きました」といったその場にいなかった面接官に詳細がイメージできるように伝えることが必要です。 

 

前提情報だと思っていても、意外と業種や職種に依存した情報な場合が多くあります。どんな人にもわかりやすく説明でき、納得させられることがコミュニケーションの肝と言えるでしょう。 

具体的なエピソードを選ぶ際には、そのエピソードがチーム全体の成功にどのように貢献したかを明確に伝えることがポイントです。同時に、個人の取り組みだけでなく、チーム全体の連携や協力も強調しましょう。 

ただし、あまりにも個人的で他者に関わるプライバシーに触れるようなエピソードは避けるべきです。また、過度に自己評価が盛り込まれたエピソードも控えましょう。 

 

チームワークの重要性を強調

チームワークの重要性を強調する際には、成功したプロジェクトやタスクを具体的に挙げ、その成果がチームワークによるものであることを示します。 

チームワークの重要性を伝えることで、面接官に対し「企業内部で他者と協力関係を気付くことができる」という印象を与えることができます。 

 

ただし、抽象的な言葉遣いや理論的な議論だけでチームワークの重要性を強調するのは避けるべきです。具体的な実践例がなければ、面接官に十分な説得力を持たせることが難しくなります。  

チームワークの重要性を強調する際には、個人の役割やチーム全体の連携がどのように成功に結びついたかを具体的に語ることが重要です。また、単なる成功だけでなく、チームワークによって解決された課題や困難も強調すると良いでしょう。 

ラフなコミュニケーションを交わす社員 

 

言い換え表現を認識しておく

言い換え表現を認識する際には、同じ意味を異なる言葉で表現する能力を強調します。  

チームワークには、いろいろな要素があり、自分のエピソードや経験、アピールした強みに合わせて表現を変えると効果的です。 

言い換え表現を認識するスキルは、コミュニケーションの幅を広げ、柔軟性を示す要素となります。これは、異なるコミュニケーションスタイルに対応できることをアピールする手段となります。 

例えば、「協調性」「協働」「連携」はチームワークに近いでしょう。チームワークの要素として、「相互補完」「コミュニケーション」「役割分担」「情報共有」「効率化」「モチベーション管理」なども考えられます。 

 

ただし、言い換え表現を過度に使いすぎる他、意味が変わってしまうような表現は避けるべきです。言葉選びに注意を払い、自然な流れで表現できるよう心がけましょう。 

言い換え表現は、同じ意味を異なる言葉で表現するだけでなく、その文脈に合った適切な表現を選ぶことが重要です。また、自身の言葉選びが相手にわかりやすく、尊重されるものであることを確認しましょう。 

 

5. 「チームワーク」を面接で伝えるときの注意点

主観的な表現に注意する

主観的な表現に陥らないように注意が必要です。 

例えば、「私はいつもチームを引っ張っています」という表現は主観的であり、具体的な行動や結果を伴わないため、避けるべきです。代わりに、「プロジェクトで私がリーダーシップをとり、タスクの進行を促進しました」と具体的な行動を強調します。 

 

他にも、「私はチームプレーヤーです」という主観的な表現は具体的な事例がないため、説得力を欠いています。 

また、「いつも協力的な方です」という表現も主観的であり、具体的なエピソードや実績がなければ説得力がありません。 

自身の強みや協力的な姿勢を伝える際には、主観的な表現だけでなく、具体的な経験や行動を交えて説明することが重要です。結果や行動に焦点を当て、自身の協力プロセスを具体的に示すことで、面接官に信頼感を与えます。 

 

強みを絞って伝える

強みを伝える際には、あまりにも多くの強みを挙げすぎないように注意が必要です。関連性の低い強みを複数並べると、結局何があなたの強みなのか伝わりにくくなってしまいます。 

例えば「コミュニケーション能力、リーダーシップ、柔軟性、効率的な問題解決力があります」という表現は、ポイントが散漫であるため、特定の強みに焦点を当てた方が良いです。 

一方で、「私の唯一の強みはリーダーシップです」と強みを絞りすぎることも問題です。これでは、他の重要なスキルや特長が隠れてしまい、全体の印象を損なう可能性があります。 

自身の強みを伝える際には、重要なポイントを選択し、それに焦点を当てることが求められます。その際には、仕事においてどのようにその強みを発揮してきたか、具体的な事例や実績を交えることで、信頼性を高めることができます。 

 

「チームワーク」と「仲良し」の混合に気をつける

「チームワーク」と「仲良し」の概念は異なるため、混同しないように注意が必要です。 

「私たちはとても仲が良く、チームワークも抜群です」という表現は、単に仲が良いだけではなく、具体的な仕事の進行や協力の実績に焦点を当てるべきです。 

「私たちはみんな仲良しで、一緒に仕事をするのが楽しいです」という表現も同じく、協力やプロフェッショナリズムに関する具体的な事例が不足しているため、注意が必要です。 

 

「チームワーク」と「仲良し」は違う側面を指すため、それぞれの概念を明確に区別して伝えることが大切です。チームワークの具体的な実績や経験を示し、仲良しである人間関係もある程度は補足することで、バランスを取ることが望ましいです。 

単なる「仲良し」だと「チーム」とは言えません。「チームワーク」を発揮するために、「グループ」と「チーム」の違いについてこちの記事も是非ご覧ください 

 「グループ」と「チーム」の顕著な違いとは!適切な組織づくりを徹底解説 

 

6.  まとめ

いかがでしたか。チームワークを自己PRとして表現する際のお役に立てれば幸いです。 

最後に、記事の内容を以下にまとめました。 

自己PRでチームワークを伝える際の注意点 

  • 最初の1文目に自分の強みを簡潔にわかりやすく書く 
  • エピソードを具体的に 
  • 就職(転職)先でどうチームワークを活かすかを必ず書く 
  • それぞれの文章の論理的なつながりを考える 
  • 自己中心的な表現にならないよう注意 

「チームワーク」を面接で伝えるときの5つのポイント 

  • 結論から伝える 
  • チーム内での役割を強調 
  • 将来の活かし方 
  • 具体的なエピソードの交え方 
  • チームワークの重要性を強調 
  • 言い換え表現を活用 

 

「チームワーク」を面接で伝えるときの注意点 

  • 主観的な表現に注意する 
  • 強みを絞って伝える 
  • チームワークと仲良しの混合に気をつける 

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