チーム活動において、メンバー同士の連携やコミュニケーションが極めて重要です。
しかし、時に初対面のメンバーや異なるバックグラウンドを持つ人々との連携は緊張やコミュニケーションのハードルを抱えることもあります。
こうした状況で重要なのが、参加者同士を緩やかな雰囲気に導くことです。
チームワークを高めるためのゲームは、そんな緊張感を和らげ、参加者が自然な姿を見せられるようサポートします。
本記事では、効果的なチームワーク向上を促進するためのゲーム18選をご紹介します。これらのゲームを活用することで、チームワークを深める一助となるでしょう。
また、企業におけるチームワークを高めることの重要性や、ゲームを取り入れるメリットについても詳しく掘り下げ、ポイントも併せて紹介しています。
チームビルディングにおける新たな一歩を踏み出すためのヒントが満載です。ぜひご参考にしてください。
1. チームワークを高めるゲーム18選
アイスブレイクで使えるゲーム
2つの真実、1つの嘘
このゲームでは、各参加者が自分の過去や経験に関する3つのエピソードを考えます。
そのうち2つは真実であり、もう1つは嘘です。順番に参加者が自分の3つのエピソードを発表し、他のメンバーはその中から嘘の部分を推測します。
参加者同士が互いの過去や興味を知ることができ、チーム内の親睦を深めるのに役立ちます。
所要時間:10分
参加人数:3人以上
例)
- 私は昨年、ヨーロッパを旅行しました。
- 私は子供の頃、2年間バレエを習っていました。
- 私は毎週末、山でキャンプをしています。
ここで、実際の真実は「1」と「3」です。参加者は他のメンバーに向けてこれらの事実を述べ、どれが嘘かを当てるように推測します。このようなゲームを通じて、チームメンバー同士の興味関心や過去の経験を知ることができます。
ひと言ゲーム
ひと言ゲームは、チームが特定のテーマや議題に関連するフレーズを使い、それに対するメンバーの思考や感情を表現するゲームです。
メンバーはフレーズを聞いてそれに関連する言葉や感情を書き込んだり、ホワイトボードに示したりします。
例えば、特定のテーマについての会議で、「年末年始の恒例行事」というテーマに関連する言葉を書き出すことになります。そのテーマに関連する言葉なので、「1年の振り返り」「わきあいあい」「解放感」などという言葉を表現し合います。
このゲームの効果としては、会議に参加するメンバーが自由に意見や気持ちを表現できる安全な環境を提供し、会議の前にグループの雰囲気や懸念を掴むチャンスを与えます。
その結果、参加者の隠れた考えや疑問が明らかになり、それを会議に活かすことで、より意義のある議論や解決策へとつながります。
所要時間:5~10分
参加人数:3人以上
行動規範ゲーム
このゲームは、チームメンバーが新しいプロジェクトや取り組みを始める際に、チームの方針や行動規範を確立するための効果的な方法です。
チームは、「創造性」と「協力性」などといった2つの要素に関連する行動や考え方を共有し、それらを取り入れた行動規範を文書化して今後の活動に活かすことが目的です。
このリストは、チームが共有する重要な価値観を記録し、忘れないようにするためのツールとして活用されます。
ステップ1
カテゴリの設定を「創造性」と「協力性」という2つにし、ホワイトボードに書きます。
ステップ2
チーム全体で、新しいプロジェクトや取り組みにおいて「創造性」と「協力性」を実現するために必要な具体的な行動や考え方についてアイデアを出し合います。
ステップ3
参加者は、創造性と協力性の両方を兼ね備えた最も重要なアイデアを選択し、柔軟なアプローチや積極的なフィードバックなど、特定の行動や態度に焦点を当てます。
ステップ4
選ばれたアイデアを文書化し、今後のプロジェクトや取り組みの行動規範として採用します。このリストは、チームが共有する重要な価値観を記録し、プロジェクトの進行やチームの連携における指針となります。
所要時間:20分~30分
参加人数:5名以上
共通項ゲーム
このゲームでは、チームメンバーがお互いに意外な共通点を見つけ合うことを目指します。チームを3~5人ずつのグループに分け、各グループ内で共通するものを見つけます。
例えば、お気に入りの旅行先、共通する好きな食べ物、好きな映画のジャンルなどが挙げられます。表面的でなく、意外性のある共通点を見つけることが大切です。
多くの共通点が見つかるほど、このゲームは成功です。その後、全グループで感想を共有する時間を設けましょう。
所要時間:15分~30分
参加人数:3人~
メンバーの好きなものを当てるゲーム
このゲームは、チームメンバー同士がお互いの好みや興味を推測し合いながら、親密さを深め、コミュニケーションを促進するものです。
ゲームを行うためには、質問ラウンドを設けて互いの好みを当て合います。参加者は互いに交互に質問をし合い、相手の好みや嗜好を推測します。
例えば、好きな食べ物、映画のジャンル、音楽のアーティスト、または休日の過ごし方などについて質問します。
このゲームでは、参加者同士が積極的に質問を投げかけ、相手の興味を推測することで、深いコミュニケーションを築きます。また、互いの好みを当てることで、驚きや共感を共有し、チーム全体のつながりを強化することができます。
所要時間:15分
参加人数:2人~
アイスブレイクで使えるゲームはこちらの記事でも紹介しているので参考にしてみてください。
短時間で楽しめるゲーム(10分~1時間)
似顔絵当てゲーム
このゲームは、チームを複数のグループに分け、各グループが一人のチームメンバーの似顔絵を描きます。
お題は会社内の誰かにし、範囲を広げすぎないようにするとゲームが盛り上がります。各グループはその人物の特徴を捉えた似顔絵を描き、他のグループがそれを見て当てるのです。
限られた時間内で描かれた似顔絵は、互いの感性や観察力を試すものになります。
このゲームは、予算がかからず、社内のコピー機や文房具を利用できるため、手軽に実施可能です。
30分以上1時間程度の時間を設け、チームメンバーが協力し合いながら楽しめるようにして実施してみてください。
所要時間:30分~60分
参加人数:5人~
バースデーライン
このゲームは、チームメンバーが言葉を使わずに誕生日の順番に並ぶことで、非言語コミュニケーションを促進するものです。
参加者は手話やジェスチャー、軽いタッチなどのさまざまな方法でコミュニケーションを取りながら、自分たちの誕生日順に整列します。
時間制限を設けることで、ゲームに緊張感や楽しさを加えることもできます。
所要時間:10分~15分
参加人数:8人以上
ムードピクチャー
このゲームでは、チームメンバーが用意された写真や絵から自分の気分に合ったものを選びます。
新聞や雑誌の切り抜き、絵葉書、Pinterestなどからさまざまな視点で捉えられた画像を準備します。
参加者は自分が選んだ写真や絵に共感した理由や感じた気持ち、そしてそれを共有することで、チーム全体の雰囲気を感覚的に理解し合います。
またこのゲームは、自分の気持ちを表す写真や絵を選ぶだけでなく、ワークショップへの期待や現在のプロジェクトへの思い、1 日の終わりに抱く気持ちなど、さまざまなテーマで楽しむことができます。
このゲームを通じて、言葉では表現しづらい感情も共有できるようになります。
所要時間:1名あたり2~3分
参加人数:5名以上
流れ星ゲーム
「流れ星ゲーム」は、全参加者が同じテーマである「流れ星」のイラストを描く挑戦です。このゲームでは、各メンバーが自分の視点から流れ星の絵を描き、描き終わったら一斉に絵を見せ合います。
参加者が同じテーマを描いても、それぞれの絵はサイズやバランス、絵のタッチなどで異なることが分かります。
この活動を通じて、個々の視点や捉え方の違いを実感し、言葉やイメージの解釈の多様性を理解できます。このゲームは紙とペンを用意すれば行えるため、手軽に実施することができます。
所要時間:30分
参加人数:3人以上
ジェスチャーゲーム
ジェスチャーゲームは非常にシンプルなゲームで、お題に対してジェスチャーだけを使って伝えます。
チームのメンバーがお題をジェスチャーで表現し、正解したら次の人がジェスチャーを行います。最後に正解したチームが優勝です。
このゲームは予算がかからず、手軽に実施できるため、チーム全体が参加し、お互いのコミュニケーションスキルを高める良い機会となります。
所要時間:30分~1時間
参加人数:5人以上
長時間で楽しめるゲーム(1時間~)
ストロータワー
このゲームでは、曲がっているストローとはさみ、そしてテープしか使わずに、タワーを作ります。
タワーを構築する際には、ストローの長さやテープの使い方が重要です。チームメンバーとの協力や戦略的な会議、試行錯誤を通じて、チームワークを高めることが期待されます。
ストロータワーは、クリエイティブな問題解決と協力を重視するゲームで、参加者がアイデアを出し合いながら目標に向かって協力する機会を提供します。
所要時間:90分
参加人数:5人以上
ディスカッション型ブレインストーミング
ブレインストーミングは、与えられたテーマについてチームでアイデアを出し合うプロセスです。
このゲームでは、発言の量が重視され、質よりも多様性が重要視されます。テーマから逸れたりアイデアが広がることを歓迎し、思いつくままにアイデアを出し合います。
ディスカッション型ブレインストーミングは、多角的な視点から問題にアプローチするための有効な手段であり、チーム内の多様性を尊重し、共通の目標に向けたアイデアを生み出します。
所要時間:60分
参加人数:6人以上
ドミノ倒し
このゲームはチームで行います。初めにチームにドミノを100〜200個配布し、5分間の作戦会議を行い、その後7分間でドミノを並べます。
そしてチームごとにドミノを倒します。最も長い時間ドミノが倒れ続けたチームが優勝です。
ドミノ倒しは、時間内にドミノを並べて一斉に倒すゲームです。ドミノを倒さないように並べることで集中力を養い、試行錯誤を重ねることでPDCAサイクルの理解を深められます。
このゲームは、創造性を高めつつチームワークを強化することができます。
所要時間:60分~120分
参加人数:5人~
レゴシリアスプレイ
このゲームはレゴ社が開発した研修・ワークショップで、レゴブロックを使ってイメージを共有し合うことで、参加者同士のコミュニケーションを深める手法です。
テーマに合うイメージをレゴブロックで完成させるゲームです。作品を作りながらチームのメンバー同士で対話し、最後に完成したものを各チームの代表者が作品について発表します。
作品を作りながらコミュニケーションをとり、アイデアを具現化することでチームのつながりを育んでいきます。
所要時間:30分~120分
参加人数:4~6人
ダイアログ・イン・ザ・ダーク
ダイアログ・イン・ザ・ダークは、暗闇空間で感覚を使って日常生活を体験するエンターテイメントです。
プレイ役が目隠しをし、アテンド役が指示を出します。その指示に従って、お茶の飲み比べや机の上の物当てなどのテーマに基づいた行動をするというゲームです。
視覚以外の感覚を活かし、言葉や音、ふれあいを通じてコミュニケーションの重要性を体感します。暗闇の中での体験を通じて、チームの連携と信頼を深めることができます。
所要時間: 30分〜90分程度
参加人数: 6〜10人
オンラインでできるゲーム
トリビアゲーム
トリビアゲームとは、チームで問題に答えることで、チームで共有の知識を増やすゲームのことです。
会社で行う場合は、会社にまつわる雑学やその他のテーマで行うことが良いでしょう。ミーティング開始時や勤務時間の終わりに行うことをお勧めします。
司会を交代しながらバリエーションを楽しむこともできます。また、パソコン、スマートフォンなどのアプリケーションも利用することができるため、ゲームの進行をスムーズに行えるよう活用してみてください。
仕事のストレスを忘れて気分転換できる定期的なチーム活動として、競争性と楽しさを兼ね備えたゲームを通じて、チームの絆を深めることができます。
所要時間:30分~90分
参加人数:6~20人
ヒーローインタビュー
1つのテーマを決めて、インタビュアーがヒーローに質問をし、役割を交代してインタビューを繰り返し行っていきます。
ヒーローインタビューは、1人がヒーロー役、他のメンバーがインタビュアー役となり、ヒーローの「達成感を感じたこと」や「自慢したいこと」などについて質問するゲームです。
自分の話に興味を持ってもらえることは、チームの一体感を高める助けになります。
所要時間:20分~30分
参加人数:4~6人
条件プレゼン
条件プレゼンは、与えられたキーワードに沿ってチームでプレゼンを行うアクティビティです。チーム全員が自分の役割を理解し、アイデアや情報を結集してプレゼンを行います。
条チームに分かれてプレゼン内容をディスカッションし、判定者が一番面白かったプレゼンを選出します。
例)
『お題』 未来の交通手段 『3つのキーワード』技術革新・環境・利便性
回答例:
未来の交通手段に関して、技術革新は大きな鍵です。環境にやさしく、かつ利便性の高い交通手段を求めるニーズが高まっています。電気自動車や水素自動車、自動運転車などの技術が進化し、従来の交通手段と比較して環境への負荷を低減しつつ、利用者に快適な移動を提供することが期待されています。
所要時間:60分~90分
参加人数:1チーム4人~5人
2. チームワークを高める必要性
目標達成の促進
チームワークを向上させることは目標達成において必要不可欠です。
複雑な課題や大規模なプロジェクトでは、一人だけで完遂するのは困難ですが、チームワークによってメンバー同士が協力し合い、それぞれの得意分野を活かして目標に向かって進むことが可能になります。
弱みを補い合いながら、効率的な業務分担やスキルの統合を図り、高い目標を達成することができるのです。単なる集合体ではなく、協力し合うシナジーがチームの成功に繋がります。
社会環境への適応と柔軟性
現代社会はVUCA時代と呼ばれ、不確実性や複雑性が高まっています。
こうした環境変化に対処するには、一人ひとりの柔軟な対応力が求められますが、チームとしての力を活かせば、多様な視点や能力が組み合わさり、変化に対して迅速かつ的確に対処できるのです。
例えば、グローバル化が進む現代では、多様なバックグラウンドを持ったメンバーが集まるチームが重要です。
異なる文化や言語、知識を持つメンバー同士が協力し合い、より広い視野を持ち、グローバルな競争力を養うことで環境への適応が行えるようになります。
チーム全体が柔軟性を持ち、環境の変化に迅速に対応することが可能になるため、チームワークを高めることが重要になります。
企業においての多様性が何なのか、なぜ重要なのかについてはこちらの記事で詳しくご紹介しているのでぜひご一読ください。
生産性の向上
チームワークが生産性向上に寄与する理由は複数あります。
まず、個々のメンバーが持つスキルや経験を集約することで、効率的な業務が可能となります。各人の得意分野を活かし、タスクを適切に割り当てることで、作業のムダを最小限に抑えることができます。
また、チーム内でのコラボレーションによって、アイデアの共有や問題解決が迅速に行われます。これにより、作業プロセスがスムーズになり、効率的な業務が実現できます。
メンバーのモチベーション向上
チーム内で成功や課題克服を共有することで、メンバーのモチベーションが向上します。
仕事に対する情熱や意欲が高まり、積極的に業務に取り組む姿勢が育まれます。
チームワークが心理的な報酬をもたらすことから、個々の達成感や満足感が高まります。仕事への取り組みが楽しくなり、メンバーのエネルギーやモチベーションが向上することに繋がっていくのです。
またチームワークは、共通の目標に向かって協力することで所属感や信頼感を醸成します。
その環境では、メンバーが存在と能力を認められ評価されることや、共通の目標達成に向けてチーム内でコミュニケーションをすることは、成長意欲、責任感が生まれるため仕事へのモチベーションが向上します。
このような環境はメンバーの意欲向上を招き、組織全体の成果に繋がります。
組織のパフォーマンス向上
チームワークが組織のパフォーマンスに与える影響は大きく2つあります。
1つ目は、離職率が低下し、人材の流出が抑制されることです。良好なチームワークがある職場では、メンバーの満足度が高くなるためです。
2つ目は、組織が迅速かつ効果的に新たな課題やチャンスに対応し、競争優位性を保持・拡大することが可能なことです。
チーム全体での相互影響や知識共有が行われることで、個々のスキルが向上、意思決定が迅速化するなどの組織全体のレベルが向上していきます。
また、多様な専門性や経験を持つメンバーが連携することで、柔軟な対応策が生まれます。
3. チームワークを高めるためにゲームを取り入れるメリット
コミュニケーションの促進とリラックス効果
チームワークを高めるゲームを行うことで、チームメンバー間のコミュニケーションや協力関係を強化し、チームワークを向上させます。
ゲームを通じて、お互いを助け合ったり、問題を解決するために意見を出し合ったりすることで、チーム全体の結束力が高まります。
また、ゲームを行うことでリラックスした雰囲気の中でコミュニケーションを深めることができ、参加者はより積極的に関わることができるようになります。
これにより、仕事を通して日常的にチーム内での意見交換や協力が促進されます。
実務への活用
ゲームを実施することで、実務でのスキルを身につけることができます。
特にシミュレーション的な要素のあるゲームは、実際の仕事での問題解決能力や戦略的思考、PDCAを効率的に回すような能力を養うことにつながります。
メンバー同士がチームとして協力し、複雑な問題に対処する経験を積むことができるため、実務に活かすことができます。
ゲームを通じて得られる知識やスキルは、業務の効率化やチームの成果向上に貢献します。
メンバーの性格特性を知る
ゲームを通じて、メンバーの性格や特性を把握することができます。それぞれのゲームでの行動パターンやリーダーシップの発揮、協力度合いなどを観察することで、チーム内の個々の特性を理解することができます。
自己紹介だけでは伝わりきらない、メンバーの価値観や経験を知ることもできます。
この理解を元に、効果的なチーム編成やコミュニケーション方法を模索することが可能です。それにより、チームの調和や円滑なコミュニケーションが促進され、チームワークの向上に寄与します。
クリエイティブ思考の促進
クリエイティブなチームビルディングゲームは、チームメンバーの発想力と創造性を刺激し、新しいアイデアや問題解決策を生み出すための手助けとなります。
ゲームを通じて、メンバーは想像力を駆使し、お互いに協力して課題に挑むことで、クリエイティブな思考を促進されます。
このプロセスにより、チーム全体のイノベーション力や創造性が向上し、新たなアプローチや斬新な発想が生み出される可能性が高まります。
このようなゲームは、従来の枠組みから抜け出し、異なる視点から問題に取り組むことを促します。参加者は自由な発想を試み、他者のアイデアと共鳴しながら、チーム全体の創造性を引き出すプロセスを経験することができ、ゲームにおける楽しさや緊張感から、従来の発想を超えた斬新なアイデアが生まれやすくなります。
このようなゲームは、チームのメンバーが自由に意見交換を行い、多様な視点を持ち寄る機会を提供することができます。
その結果、チーム全体のクリエイティブな能力が向上し、革新的な解決策やアプローチを生み出すことが可能になっていくでしょう。
4. チームワークを高めるゲームを選ぶポイント
相互理解とコミュニケーション
チームワークを高めるゲームを選ぶ際、相互理解やコミュニケーションを重視することが重要です。ゲームを通じて、参加者同士の関係性を築く機会を提供するゲームは、チームの結束力を高める助けになります。
また、個々の特性や意見が浮き彫りになるようなゲームを選ぶことで、お互いの理解を深め、コミュニケーションの円滑化に繋がります。
これらの要素が揃ったゲームは、チーム全体の相互理解を深め、協力関係を促進するでしょう。
説明の明確さと準備の手間
選ぶゲームの説明が明確かつ簡潔であることは肝要です。
参加者がルールや目的を理解しやすく、迷いなくゲームに没頭できるようになります。さらに、ゲームの準備が手間取らずに実施できるかも重要です。
準備が手軽であれば、主催者は時間をゲームそのものに割くことができ、参加者も余計な待ち時間を減らすことができます。
明確な説明と手軽な準備が整ったゲームは、スムーズに実施でき、参加者の満足度も高まることでしょう。
楽しさと意義の両立
チームワークを高めるゲームは楽しさと意義の両方を兼ね備えることが望ましいです。
楽しさがなければ、参加者のモチベーションや集中力が低下する恐れがあります。一方で、意義がなければゲームの目的が曖昧になり、成果も得られにくくなります。
楽しいだけでなく、参加者が何かしらの意義を感じられるゲームを選ぶことで、チームワークの向上に繋がるでしょう
5. ゲーム終了後は振り返りを行いましょう
ゲームが終了した後に振り返りを行うことは、そのゲームの効果を最大限に引き出すために欠かせません。
振り返りの時間は、ゲームを通じて得た気づきや学びを共有する重要な機会です。参加者が感じたことやゲーム中に経験したことを率直に共有し合うことで、ゲームがもたらした意義や効果をより深く理解し、次回の活動へのつながりを見つけることができます。
チームの振り返りでは、参加者が自由に感想や学びを述べられる環境を整えましょう。
各人が自分の視点からの意見を述べることで、ゲームの目的や意味をより明確に理解し、ゲームを通じた学びを吸収しやすくなります。
また、アンケートを活用して参加者の意見を集約することで、客観的な視点からもゲームの効果を評価できます。
ゲーム終了後の振り返りは、ゲームがもたらす学びや結束力の向上につながる重要なステップです。
この時間を大切にし、参加者全員がゲームを通じて得たものを共有し、今後のチーム活動に活かしていきましょう。
6. まとめ
いかがでしたか。
ゲームを行うことは、チームワークを向上させるための優れた手段です。低コストで実施できるゲームは、チームの結束力を高めるだけでなく、メンバー同士のコミュニケーションを促進し、新たな視点を得るきっかけにもなります。
多くのゲームがチームビルディングに適していますが、自社のニーズや目的にマッチしたゲームを選定することが鍵です。
その選定にあたっては、参加者の関心や活動の目的を考慮し、楽しさと学びの両面を兼ね備えたゲームを選ぶことが重要です。
最後に、楽しみながらチームワークを高めることで、メンバー同士の協力関係や職場環境の改善につながる可能性があります。
ゲームを通じてチームを育て、より効果的なチームワークを築くために、積極的に活用してみましょう。
以下に本記事で解説したチームワークを高めるゲームの必要性、メリット、選ぶポイントのまとめを行います。
チームワークを高める必要性
- メンバーの得意分野を活かすことで目標達成の促進する
- 不確実性や複雑性が高まる社会環境の中、メンバーの様々な視点と能力で適応することができる
- メンバーのスキルや経験を集約することで生産性の向上する
- チームで共通の目標に向かって協力することでモチベーション向上につながる
- 知識共有を通じて組織のパフォーマンス向上する
チームワークを高めるゲームを実施するメリット
- コミュニケーションの促進とリラックス効果
- 実務への活用
- メンバーの性格特性を知る
- クリエイティブ思考の促進
チームワークを高めるゲームの選ぶポイント
- 相互理解と有効なコミュニケーションを行えるか
- 参加者がゲームのルールを理解しやすく、準備が手軽に行えるか
- 楽しさと意義の両立できるか
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