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チームロール理論とは?ベリビン・チームロール理論の概要と詳細

チームの成功には、メンバー一人ひとりの役割が重要です。ベリビン・チームロール理論は、各メンバーが最も効果的に機能するための役割を理解し、チームのパフォーマンスを最大化するための強力なツールです。

本記事では、ベリビン・チームロール理論の基本概念とその重要性を解説し、理論を具体的に評価するための「チームロール質問票」を詳しく紹介します。
また、類似する理論との比較を通じて、ベリビン・モデルの独自性と実践的な価値を深く掘り下げていきます。チームのダイナミクスを改善し、効率的なチームワークを実現するために、ぜひご一読ください。

チームロール理論とは

チームロール理論は(Team Role Theory)、イギリスの心理学者レイモンド・メレディス・ベリビン(Raymond Meredith Belbin)によって提唱された理論で、効果的なチーム運営のためにメンバーが果たすべき役割を明確にするものです。
ベリビンの研究は、チームのパフォーマンスが単に個々のスキルの総和ではなく、チーム内の役割のバランスによって決定されることを示しました。
チームがどのようにして効率的に機能するか、またはなぜチームが効果的に機能しないのかを理解することに焦点を当てた研究で、チーム内のメンバーがどのような役割を果たすべきか、または自然に果たす役割を理解し、チームのパフォーマンスを向上させるためのモデルを作成しました。
パズルピース

レイモンド・メレディス・ベリビンは、 チーム内での9つの主要なロール(役割)を特定し、「行動志向」「思考志向」「人間志向」の 3 つのカテゴリに分類しました。それぞれのロールがどのようにチームの機能を補完するかを説明しました。9つの主要なロールについては以下で説明します。

「行動志向」・・「実行者」「補完的完成者」「形づくる人」
「思考志向」・・「発想家」「監視者」「専門家」
「人間志向」・・「調整者」「資源探索者」「協同作業者」

1. 行動志向

行動志向の役割は、実行力や推進力に関連するもので、具体的な行動や結果に重点を置いています。

実行者(Implementer)

実行者の役割は、計画を具体的な行動に移し、実行することです。効率的にタスクを進め、計画を実現するための実務的なアプローチを取ります。プロジェクトを現実的に進めるために、計画やアイデアを実行に移す際の重要な役割を果たします。着実で信頼性が高く、作業を組織的に管理する能力があります。

実行者の役割を担う人の性格は、現実的で実務的な考え方を持ち、計画を具体的なアクションに変える能力に優れています。規律正しく、計画通りに物事を進めることを重視します。また、効率的に作業を進めるための組織力と時間管理能力があり、堅実で信頼性の高い人物です。

しかし、実行者は柔軟性に欠けることがあり、新しいアイデアや変更に対して抵抗感を持つことがあります。また、計画に沿った厳格な進行が重視されるため、創造的なアプローチや非定型的な解決策を見落とすことがあります。変化に対して適応する能力が不足し、改善や適応が遅れる可能性があります。

補完的完成者(Completer-Finisher)

補完的完成者の役割は、プロジェクトやタスクの最終段階で品質を保証し、締切を守ることです。細部にわたる注意を払い、エラーや不備をチェックして修正します。仕事を完了させるための細心の努力を惜しまないため、最終的な品質を高めるために重要な役割を果たします。

補完的完成者の役割を担う人の性格は、高い責任感と完璧主義を持ち、細部にまでこだわり、品質を確保します。完璧を追求する姿勢から、作業に対して強い集中力と注意深さを持ちます。また、締切を守り、エラーを防ぐために徹底した努力をしますが、細部に対する過剰な執着も見られます。

しかし、補完的完成者は、過剰な完璧主義から作業が遅れたり、ストレスを感じることがあります。細部にこだわりすぎて全体の進捗が遅れる可能性もあり、タスクの優先順位や時間管理が難しくなることがあります。また、他のメンバーが進行するタスクに対しても過度に介入することがあり、チームの協力や全体的な進捗に影響を与えることがあります。

形づくる人(Shaper)

形づくる人の役割は、チームの目標達成に向けてエネルギーを注ぎ、進行を推進します。障害を乗り越え、チームの進捗を促進するために積極的に働きかけます。課題や問題に対して挑戦的な姿勢を持ち、プロジェクトが順調に進むように推進力を提供します。

形づくる人の役割を担う人の性格は、強い意志と推進力を持ち、困難な状況でもポジティブなエネルギーを発揮します。目標達成に対して情熱的で、挑戦を恐れずにリーダーシップを取ります。高いエネルギーと意欲を持ち、チームを活気づける一方で、物事を動かすために積極的に行動します。

しかし、形づくる人は、その強い推進力が時に他のメンバーにプレッシャーをかけることがあります。自分の意志を押し通そうとするあまり、チーム内での対立や摩擦を引き起こすことがあるため、バランスを取ることが求められます。また、エネルギーの強さが他のメンバーに対して圧力となり、協調性が欠けることもあります。

2. 思考志向

思考志向の役割は、問題解決や分析に関連するもので、情報やアイデアを考えたり評価したりすることに重点を置いています。

発想家(Plant)

発想家の役割は、創造的なアイデアを生み出し、革新的な解決策を提案することです。複雑な問題に対して独自の視点を提供し、他のメンバーが考えつかないような新しいアプローチを提案します。プロジェクトの初期段階で新しい方向性やアイデアを提供し、チームの発展を促進します。

発想家の役割を担う人の性格は、独創的でクリエイティブな思考を持ち、常に新しいアイデアを追い求めます。発想力が豊かで、問題解決に対して革新的なアプローチを提案します。また、リスクを恐れずに新しい挑戦をする傾向があり、独自の視点を持って物事を進める能力があります。

しかし、発想家は、具体的な実行に対する関心が低く、アイデアの実現に向けた実務的なサポートが不足しがちです。また、しばしば独創的なアイデアに固執しすぎて、現実的な制約や実行可能性を見落とすことがあります。プロジェクトの進行に対する具体的な計画や調整には不安定さがあり、他のメンバーとのコミュニケーションが難しくなることもあります。

監視者(Monitor Evaluator)

監視者の役割は、チームの提案やアイデアを客観的に評価し、実現可能性やリスクを分析することです。論理的な判断力を発揮し、計画の強みや弱点を評価して、最適な決定を下すための情報を提供します。チームが進むべき方向を確認し、品質や効果を保証するために重要な判断を行います。

監視者の役割を担う人の性格は、冷静かつ分析的な思考を持ち、感情に左右されずに物事を客観的に評価します。問題解決において慎重なアプローチを取り、論理的な判断を重視します。また、深い洞察力と高い評価能力を持ち、計画の実現可能性や潜在的な問題点を正確に見極めます。

しかし、監視者は、慎重すぎて決断が遅れることがあります。また、アイデアや提案に対して批判的すぎる場合があり、創造性や柔軟性に欠けることがあります。感情的な側面を無視しがちで、他のメンバーの意見を過度に抑制することもあります。過度な分析がチームの動きを鈍くする可能性があるため、バランスが求められます。

専門家(Specialist)

専門家の役割は、特定の分野における深い知識と専門性を提供し、チームに対して専門的なアドバイスや技術的サポートを行うことです。プロジェクトに必要な専門的な情報や技術を提供し、特定の問題に対する専門的な解決策を提案します。チームの成功には欠かせない専門的なリソースとなります。

専門家の役割を担う人の性格は、高度な専門知識と技術に対する深い理解を持ち、自分の領域に対して非常に詳細な知識を有します。学習意欲が高く、専門的な問題に対して熱心に取り組む傾向があります。技術的な詳細や特定の分野での熟練度が高く、問題解決に対して精密なアプローチを取ります。

しかし、専門家は、自己の専門分野に過度に集中しがちで、広い視野や全体的な視点を欠くことがあります。専門的な知識が他のチームメンバーとのコミュニケーションに障壁となることもあり、全体の調和や協力が難しくなることがあります。また、専門知識がチームの他の要素と合わない場合、チームの進行がスムーズでなくなる可能性があります。

3. 人間志向

人間志向の役割は、チームメンバーとの関係やコミュニケーションに関連するもので、他者との協力や調和を重視します。

調整者(Coordinator)

調整者の役割は、チームの全体を統括し、メンバーの役割分担を調整して、目標達成に向けてチームを導くことです。メンバーの強みを引き出し、各メンバーが最も効果的に働けるように調整します。また、チーム内のコミュニケーションを円滑にし、全体の方向性や戦略を示すことが求められます。

調整者の役割を担う人の性格は、優れた対人スキルとリーダーシップを持ち、メンバー間の関係を調整するのが得意です。人間関係に敏感で、協力を促進し、メンバーの意見を尊重しながらチームの目標に向けて調整します。また、冷静に物事を考え、戦略的に物事を進める能力があります。

しかし、調整者は、リーダーシップが強すぎて他のメンバーの意見やアイデアを抑え込むことがあります。また、調整に過度に関与しすぎて、細かい部分にまで介入するため、メンバーの自主性を損なうことがあります。さらに、全体の調整がうまくいかない場合、チームの進行がスムーズでなくなる可能性があります。

協力者(Resource Investigator)

協力者の役割は、外部との関係を築き、情報やリソースを収集することです。社交的なスキルを活かして、新しいチャンスやアイデアを探索し、チームにとって有益な外部の情報やネットワークを持ち帰ります。外部のリソースや機会を積極的に調査し、チームのプロジェクトに役立てることが求められます。

協力者の役割を担う人の性格は、社交的でエネルギッシュな性格を持ち、他者とのネットワーキングに優れています。好奇心旺盛で、新しい情報やチャンスを探すことに積極的です。対人関係を築くのが得意で、外部のリソースやアイデアを取り入れることでチームに貢献します。

しかし、協力者は、興味が広範で集中力が欠けることがあり、収集する情報が散漫になることがあります。また、外部のアイデアやリソースに過度に依存しがちで、チーム内のプロセスや実行に対する理解が不足することがあります。情報や機会を追い求めるあまり、実行力や持続力が欠けることがあり、チームの進行が不安定になる可能性があります。

協同作業者(Team Worker)

協同作業者の役割は、チーム内の調和を保ち、メンバー間の協力を促進することです。対人スキルが高く、チームメンバーの間でのコミュニケーションやサポートを通じて、全体の雰囲気を良くすることに貢献します。また、チームの問題や対立を解決し、協力的な環境を作ることに重きを置きます。

協同作業者の役割を担う人の性格は、他者と協力し、チームの調和を維持するために非常に協力的で、支援的な態度を持っています。優れた対人スキルを持ち、チームメンバーとの関係を築くことに長けています。問題解決においても、対立を避け、円滑なコミュニケーションを心掛けることが得意です。

しかし、協同作業者は、対立を避けるあまり、重要な問題について意見を述べず、問題解決を遅らせることがあります。また、過度に他者に配慮しすぎることで、自分の意見やアイデアを抑えてしまうことがあります。これにより、チームの効率や決断力が損なわれる可能性があります。

ベルビン・チームロール質問票

ベルビン・チームロール質問票には、チームメンバーが自身の特性や行動スタイルを自己評価するための質問が含まれています。以下に、具体的な質問例を詳しく紹介します。

また、回答の集計方法も掲載しているので参考にしてください。

分析

質問例

1. 実行者(Implementer)

  • 「計画を実行する際に、手順やルールをしっかり守ることが重要だと思いますか?」
  • 「計画を具体的な行動に落とし込むのが得意だと思いますか?」
  • 「規定の手順やプロセスに従うことを重視しますか?」
  • 「計画を立て、それを実行するための具体的なステップを考えるのが得意ですか?」
  • 「タスクを確実に遂行するために、必要な準備やチェックを行うことに集中しますか?」

 

2. 補完的完成者(Completer-Finisher)

  • 「仕事の最後の仕上げに特に注意を払いますか?」
  • 「締切を守ることに強い責任感を持っていますか?」
  • 「細かいミスを見逃さずに修正することに力を入れますか?」
  • 「タスクの完了に向けて、期限に間に合わせるための努力を惜しまないですか?」
  • 「仕事が完全に終わるまで、細部に注意を払い続けることが重要だと考えますか?」

 

3. 形づくる人(Shaper)

  • 「挑戦的な目標に向かって推進力を持って行動するのが得意ですか?」
  • 「困難な状況に直面しても、目標達成に向けて強い意欲を持っていますか?」
  • 「プロジェクトが進まないときに、問題を特定し、解決策を提案するのが得意ですか?」
  • 「困難な状況でも積極的に行動し、チームをリードすることに意欲的ですか?」
  • 「高いパフォーマンスを目指して、チームを鼓舞する役割を果たしますか?」

 

4. 発想家(Plant)

  • 「新しいアイデアや解決策を思いつくのが得意ですか?」
  • 「問題を解決するために創造的なアプローチを試すことに興味がありますか?」
  • 「問題を解決するために新しいアプローチを提案することがよくありますか?」
  • 「複雑な問題に直面した際に、斬新なアイデアを出すことが自然に感じますか?」
  • 「他の人が思いつかないような解決策を考えることに自信がありますか?」

 

5. 監視者(Monitor Evaluator)

  • 「情報や状況を冷静に分析するのが得意ですか?」
  • 「客観的な視点で判断を下すことが重要だと思いますか?」
  • 「複数の選択肢を冷静に評価し、最適な決定を下すのが得意ですか?」
  • 「判断を下す際に、客観的なデータや証拠を重視しますか?」
  • 「リスクや問題点を見抜く能力に自信がありますか?」

 

6. 専門家(Specialist)

  • 「特定の分野で深い知識やスキルを持っていると自信がありますか?」
  • 「自分の専門知識を活かして、チームに貢献することに満足感を感じますか?」
  • 「特定の分野における深い知識や技術を活かして、チームに貢献しますか?」
  • 「専門知識が必要な状況で、自信を持ってアドバイスを提供することに満足感を感じますか?」
  • 「専門的な問題に対する解決策を見つけることが、自分の役割だと思いますか?」

 

7. 調整者(Coordinator)

  • 「チーム内で役割分担や調整を行うのが得意だと感じますか?」
  • 「チームの目標を達成するために他のメンバーをまとめるのが得意ですか?」
  • 「チームメンバーの強みを活かしながら、適切な役割分担を行いますか?」
  • 「目標達成に向けて、メンバーの役割やタスクを調整するのが得意ですか?」
  • 「他のメンバーと連携しながら、チーム全体の進捗を管理することに優れていますか?」

 

8. 協力者(Resource Investigator)

  • 「外部とのネットワーキングや情報収集が得意ですか?」
  • 「新しい機会を見つけるために外部とコミュニケーションを取るのが好きですか?」
  • 「外部のリソースや情報を活用して、チームに新しいアイデアを提供するのが得意ですか?」
  • 「新しい機会を探し、チームに利益をもたらすためのネットワーキングを行いますか?」
  • 「様々な関係者と連携して、情報や資源を収集するのが得意ですか?」

 

9. 協同作業者(Team Worker)/span>

  • 「チーム内での人間関係を調整し、調和を保つのが得意ですか?」
  • 「他のメンバーと協力してチームの目標を達成することに喜びを感じますか?」
  • 「チームのメンバー間での調和を保つために、対立を解決する役割を果たしますか?」
  • 「チーム全体のモチベーションを高めるために、サポートや励ましを行いますか?」
  • 「チームメンバーの意見や感情を尊重し、良好な関係を築くことが重要だと思いますか?」

 

回答方法

選択肢:ベリビンのチームロール質問票では、リッカート尺度を使用して回答します。これは、質問ごとに「全く当てはまらない」から「非常に当てはまる」までの5段階または7段階の選択肢を提供する方法です。この尺度を用いることで、回答者は自分の状況や感じていることを細かく評価できます。たとえば、「自分はチームの目標達成に対して強い意欲を持っている」といった質問があり、回答者はその質問に対する自分の感覚を基に、選択肢から最も適切なものを選びます。リッカート尺度は直感的で使いやすく、回答者が自分の意見や感情の度合いを正確に示すことができるため、データの収集と分析が効果的に行えます。

自己評価:この質問票は自己評価形式であり、回答者が自身の行動や特性についての感覚を反映させることが求められます。自己評価とは、質問票の各項目について、自分の認識や経験に基づいて自分自身を評価する方法です。例えば、「チーム内でのリーダーシップを発揮する能力があると感じるか?」という質問に対して、回答者は自分の能力についての自己認識を基に回答します。自己評価の形式は、個人の自己理解を促進し、自分の強みや改善点を明らかにするための手助けになりますが、主観的な判断が入るため、他の評価方法と併用することが推奨されます。

スコアリング:質問票の回答が集まった後は、スコアリングを行い、各メンバーがどの役割に最も適しているかを明らかにします。スコアリングでは、リッカート尺度で得られた数値を基に、各項目のスコアを計算します。たとえば、リーダーシップや協調性など、特定の役割に関連する質問に対する回答が高いスコアを得た場合、そのメンバーがその役割に適していると評価されます。このプロセスによって、チーム内の各メンバーの強みや役割適性が明確になり、チームの効果的な役割分担や人材配置に役立ちます。スコアリングの結果は、プロジェクトや業務の最適な運営を実現するための重要な指標となります。

ベルビン・チームロール質問票を使用することで、チーム内の役割のバランスやメンバーの強みを理解し、より効果的なチームビルディングを行うことができます。

また、分析の結果をみると突出したロールが1つあります。そして、2〜3つほど付随するロールがあります。 各個人の結果から組織における役割分担や配属を行うことで、モチベーションの向上やエンゲージメントの向上を行うことができます。

類似理論

タックマンのチーム発展モデル

タックマンのチーム発展モデルは組織の成長段階を示したもので、チーム形成やチームビルディングにおける4つの発展段階を指します。これは心理学者のブルース・W・タックマンが提唱した理論です。

チームの発展過程(形成期、混乱期、統一期、遂行期)を説明し、各段階でのチームビルディングのアプローチを示します。

タックマンのチーム発展モデルについて以下の記事で詳しく説明しています。

 

レンシオーニのチーム機能不全モデル(The Five Dysfunctions of a Team)

レンシオーニのチーム機能不全モデルは、チームのパフォーマンスを妨げる5つの主要な機能不全(信頼の欠如、対立の回避、コミットメントの欠如、アカウンタビリティの不足、成果の無視)を説明し、それに対処するための方法を提供するモデルです。このモデルは、チームの成功を阻害する障害を特定し、それらを克服するための戦略を提案しています。

「信頼の欠如」
メンバー間の信頼が不足し、失敗や弱点を共有できない状態。これにより協力が難しくなる。

「対立の回避」
意見の違いを避け、重要な問題が議論されない状態。対立を恐れて意見交換が不足する。

「コミットメントの欠如」
チーム目標に対する全員の明確な合意がない状態。これにより、タスクの遂行や目標達成が難しくなる。

「責任の回避」
成果やパフォーマンスに対する責任を取らず、問題に対してフィードバックが不足する状態。

「成果への無関心」
チーム全体の成果よりも個々の利益を優先する状態。これにより、全体の目標達成が難しくなる。

対処法

  • 信頼を築く:誠実なコミュニケーションで信頼を深める。
  • 対立を促進:意見の違いを積極的に議論する。
  • コミットメントを確保:目標設定と意思決定で全員の同意を得る。
  • 責任を促進:フィードバックを行い、責任を明確にする。
  • 成果に集中:チーム全体の目標に焦点を当てる。

 

マイヤーズ=ブリッグス・タイプ指標(MBTI)

個々の性格タイプを理解し、チーム内での役割や相互作用を改善するためのツールです。

マイヤーズ=ブリッグス・タイプ指標(MBTI)は、個人の性格タイプを理解し、対人関係や仕事のスタイルを改善するために使用される心理的評価ツールです。MBTIは、4つの対立する性格特性の組み合わせで16の性格タイプを識別します。

自分のタイプについて知りたい人は以下のサイトで診断してみてください。
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ジョハリの窓

ジョハリの窓
「ジョハリの窓」とは、サンフランシスコ州立大学の心理学者ジョセフ・ルフトとハリー・インガムによって1955年に発表された心理モデルで、二人のファーストネームから「ジョハリの窓」と呼ばれるようになりました。

個人とチームの自己認識を深め、コミュニケーションの改善を目指すツールです。
ジョハリの窓について以下の記事で詳しく説明しています。

 

まとめ

最後までご覧いただきありがとうございました。

今回は、組織形成で必要な役割と自己分析方法について解説しました。

チームで仕事をしていく上でたいせ大切なことは、「適任適用な人材配置」「強みを最大限に発揮する」ことが大切であると考えています。

最近ではMBTIなどが注目されていますが、個人の強みを知ることで組織能力の最大化や業務効率の有効化を実現することが可能になります。

最後に、最近はパーソナライズされた人材管理が必要となっています。メンバー管理が難しいと考えている人は、ロールの把握から始めてみてください。

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