初めてのオンライン面接前に!概要や流れ、マナーや服装など細かい注意点を解説します

コミュニケーション

初めてのオンライン面接前に!概要や流れ、マナーや服装など細かい注意点を解説します

オンライン面接を受ける際は、流れやマナーなどを理解することはもちろん、適切な環境を整える必要があります。また、対面の面接とは異なる点に留意し、話し方や立ち振る舞いを工夫することが大切です。  

本記事では、オンライン面接の概要や流れ、マナーや服装などについて詳しく解説します。 

 

1. オンライン面接とは

オンライン面接とは、パソコンやタブレット、スマートフォンなどに搭載したアプリを使用し、画面越しに行う面接のことです。本来は、企業が用意した面接会場やオフィスに求職者が出向いて面接を受ける方法が主流でしたが、新型コロナウイルスの感染対策として多くの企業で導入されました。 

 

オンライン面接の定義や今後について、詳しく見ていきましょう。 

 

オンライン面接とは

オンライン面接に定義は定められていませんが、以下の条件を満たすものを指します。 

  • インターネット回線を接続した電子機器を使用する
  • 画面越しに相手の顔が見える状態で面接する

画面表示をOFFにした状態での面接は、オンライン面接とは言えないでしょう。また、企業から送られてきた質問に対し、回答する様子を録画したものを返送する方法もオンライン面接とは呼べません。 

 

オンライン面接の今後の展望

2020年5月27日から6月10日にかけて、エン・ジャパンは求人支援サービス『engage(エンゲージ)』を利用する935社を対象にオンライン面接に関するアンケートを実施しました。 

オンライン面接の実施経験がある企業とない企業に対し、「今後、積極的にオンライン面接を実施していきたいですか?」と質問したところ、実施経験のある企業においては、71%が積極的にオンライン面接を実施したいと回答しました。 

その内訳は、「したい」が34%で、「どちらかといえばしたい」が37%です。全業種において、半数以上の企業がオンライン面接を積極的に検討しています。 

 

一方、実施経験のない企業においては、52%がオンライン面接を実施したくないと回答しました。内訳は、「どちらかといえばしたくない」が37%で、「したくない」が15%です。特に「メーカー」や「商社」の業種において、オンライン面接への抵抗感が強く見られました。 

ビル群

 

2. オンライン面接とオフライン面接の違い

オンライン面接と従来のオフライン面接の違いについて、詳しく見ていきましょう。 

 

場所の違い

オフライン面接は、企業のオフィスや企業が用意した面接会場で実施します。一方、オンライン面接はインターネット接続が安定している場所で行います。具体的な場所の指定はありませんが、応募者の自宅や個室のコワーキングスペースなどで行うことが一般的です。 

 

コミュニケーションの違い

オフライン面接では、相手の顔を直接見てコミュニケーションを取ります。一方、オンライン面接ではパソコンやタブレット、スマートフォンなどの画面越しにコミュニケーションを取るため、声が聞き取りづらかったり表情を読み取りづらかったりします。 

 

得られる情報の違い

オフライン面接では対面で相手の表情や言葉の発し方、立ち振る舞いなどから人間性や経験などを図ることが可能です。一方、オンライン面接は画面越しに行うため、十分な情報を得られない傾向があります。 

ただし、先のアンケートのように今後も実施したいと回答する企業が多いことから、大きな問題とは言えないと考えられます。 

 

3. オンライン面接の流れ

オンライン面接の当日に慌てることがないように、流れを必ず把握しておきましょう。オンライン面接は次のように進行します。 

 

オンライン面接会場のURLにアクセスする

オンライン面接プラットフォームやWeb会議ツールなど、事前に指定されたページ・ツールを開きます。当日は、面接開始の5~10分前会場に入ることが大切です。会場に入る前に、カメラやマイクの設定を確認しましょう。 

カメラの画質やマイクの音量、音割れしていないかなどを確認し、万全に準備を整えてから入室してください。 

 

面接官に挨拶を必ず忘れずにしましょう

オンライン面接が始まる前に、面接官に挨拶しましょう。礼儀正しい挨拶は好印象を与えます。オンライン面接はオフライン面接とは異なり、座ったまま挨拶して問題ありません。そもそも座っていることを想定してカメラを設置するため、立ってしまうと顔が映らなくなります。 

「おはようございます」や「こんにちは」などの挨拶に続いて、「〇〇と申します。 本日はよろしくお願いします」と伝えましょう。 

 

オンライン面接の開始

オンライン面接とオフライン面接の流れに違いはありません。面接官の質問に回答し、最後に質疑応答の時間が設けられています。

一般的には、志望動機と自己PRに続いて、企業独自の質問が行われます。 

 

終了時の対応

面接を終了する際、面接官から退出指示がある場合はそれに従います。挨拶をしてからビデオ通話を終了します。退出指示がない場合は、面接官が最初に退出するまで待機し、ビデオ通話を終了しましょう。  

後でビデオ通話を終了しようと思って画面OFFや音声OFFにする場合、設定ミスでプライベートな映像や音声が入る恐れがあるため、確実に通話を終了することが大切です。 

 

4. オンライン面接の注意点(マナー)

オンライン面接では、環境を整えることやマナーなどに注意が必要です。次の注意点を押さえて、好印象を与えましょう。 

モチベーションを向上しちえる写真

 

適切な場所と環境作る必要がある

オフライン面接では、あらかじめ適切な環境が用意されていますが、オンライン面接は自分で用意しなければなりません。問題のある環境でオンライン面接を行うと、言葉が聞き取りづらい、表情がわかりにくいなど、採用判断に悪影響が及ぶ可能性があります。 

 

オンライン面接を行う場所は、自宅や個室のコワーキングスペースなど、他者がいない空間です。また、ビデオ通話を行うためのインターネット回線やパソコン、タブレット、スマートフォン、マイク、カメラ、スピーカーなども必要です。 

 

使用するデバイスや通信環境を整える必要がある

オフライン面接と同等のオンライン面接を行うためには、適切なデバイスを使用してインターネット環境を整える必要があります。オンライン面接には、カメラとマイクが必要です。カメラは顔と同じ高さに固定し、カメラを見て話しましょう。 

カメラの位置よりも顔が高い位置にあると、上から面接官を見下ろしている印象を与えます。反対に、カメラが高い場合は見上げているように見えます。 

 スマートフォンを使用する場合は、面接時間が長いことを考慮してスタンドで固定しましょう。面接官は横画面で使用することが多いため、応募者も横画面で起動します。 

オーディオ・マイクの環境は、マイク付きイヤホンを用意するとよいでしょう。雑音が入りにくいうえに配線がスマートで、画面に余計な情報が映り込みません。ただし、機器によって音質や雑音の入りやすさが異なるため、調査のうえで購入することが大切です。 

 インターネット環境は、一般的な光回線を用いたWi-Fi接続やスマートフォンのLTEや4G、5Gの回線であれば、問題なくオンライン面接は行えるでしょう。ポケットWi-Fiは一定の通信量を上回ると低速度に制限される場合があるため、オンライン面接の前に大容量通信をしないように注意が必要です。 

デジタル化のイメージ画像

 

背景について確認しておく

デジタル背景(バーチャル背景)は、人物を自動検知して背景を変更する仕組みです。シンプルですっきりとした背景が部屋にない場合に使える便利な機能ですが、画質を低下させる可能性があることに注意しましょう。

また、デジタル背景を使っている場合、動作や手のジェスチャーによって背景が消失する可能性があります。 

体の一部が消えて見えたり、ノイズが入ったりすることでコミュニケーションに支障をきたしかねません。

これらのリスクを踏まえると、デジタル背景は使わない方がよいでしょう。 

 

身だしなみや服装はオフライン面接と同様に整える

オンライン面接はオフライン面接と同じく、服装と身だしなみを整える必要があります。指定がなければスーツが基本です。ラフな格好を指定された場合は、デニムパンツやチェックシャツなどではなく、スラックスとシャツ、ジャケットなどを組み合わせたオフィスカジュアルとします。 

寝癖、服のシワ、メイクは華美ではないかなどを確認し、オンライン面接に臨みましょう。 

 

5. オンライン面接の実施に必要な準備

オンライン面接を成功させるためには、さまざまな準備が必要です。オフライン面接と同等の内容になるように、次のように準備しましょう。 

 

適切な環境を整える

オンライン面接を成功させるために、次の条件を満たした環境に整えましょう。 

  • 窓を閉めてインターホンはスイッチを切り、外の音をシャットアウトする 
  • 壁を背にして背景をすっきりさせる 
  • 顔をライトで照らして明るい印象にする 

上記の環境が整っていないと準備不足を疑われる恐れがあるため、入念に準備しましょう。家族と同居している場合は面接の時間を伝え、部屋に来ないように対策しておくことが大切です。 

また、宅配物が届く予定がある場合は時間指定や置き配を利用しましょう。ただし、時間指定をしていても、宅配業者の都合で異なる時間に試しに届けにくることがあるため、なるべく別日に届くように指定することが大切です。 

 

アイコンやプロフィール画像を適切なものにする

オンライン面接の準備で忘れがちなのが、プラットフォームやツール上に設定したアイコンやプロフィール画像の変更です。アイコンやプロフィール画像は、ビジネスにふさわしく、清潔感があり、信頼性のある印象を与える写真を選びましょう。 

自身の証明写真の画像や自分で撮影した風景写真などが無難です。  

アニメのキャラクターや芸能人などの画像を設定すると、著作権や肖像権などの侵害により、法律遵守の意識が低いとみなされる恐れがあります。 

また、プラットフォームやツールにはユーザーネームが表示される場合があります。ユーザーネームは自身の名前がわかるものとしましょう。「Sato_K」のように名字と名前のイニシャルが無難です。 

 

担当者の電話番号を控えておく

オンライン面接の際、当日に何か問題が生じた場合に備えて、担当者の電話番号を控えておくことが大切です。オンライン面接は、デバイスの故障やインターネット回線の不調、突然の来客、ツールやプラットフォームにつながらないなど、トラブルが発生しやすいものです。 

 

トラブルが起きないように対策することが必須なものの、ツールやプラットフォームの問題は対策できません。オンライン面接の時間に間に合わない、途中で映像が切れたなどのトラブルが起きた際は、担当者に速やかに連絡を取りましょう。 

 

6. オンライン面接で失敗しないためのポイント

オンライン面接は、オフライン面接とは異なるトラブルが想定されます。失敗を防ぐために、次のポイントを押さえておきましょう。 

オンライン面接の様子

 

会話のタイムラグが発生することを念頭においておく

オンライン面接では、データの送受信の遅延により、会話にタイムラグが発生することがあります。相手の発言が完了するまで静かに聴き、適切なタイミングで返答しましょう。タイムラグを考慮して急いで話すのではなく、ゆっくりと明瞭に話すことが大切です。急ぎすぎると相手に伝わりにくく、誤解を招いたり聞き返されたりする可能性があります。 

 

また、自身にタイムラグがあるときは相手にもタイムラグがあるため、反応が遅い理由は採用担当者も理解しています。この面接ではタイムラグがあるから仕方がないと気持ちを切り替えて、冷静に面接を進めましょう。 

 

ハキハキとゆっくり目に話す

オンライン面接は直接ではなくデバイスを通じて相手に声が届くため、オフライン面接と比べて明瞭に声が伝わりません。内容を明確に伝えるために、はっきりと発音しましょう。言葉が不明瞭であると相手に伝わりにくく、誤解を生む可能性が高まります。 

 

また、相手のデバイスに音声が伝わるまでにわずかな遅延が発生することがあります。そのため、ゆっくり目に話すことが大切です。

ゆっくり目に話すことを過度に意識すると違和感が生じるため、なるべく同僚や友人、家族などに協力してもらい、適切なスピードで話せるように練習しておきましょう。 

 

ジェスチャーは映ることを意識した高さで

オンライン面接でのジェスチャー(身振り手振り)は、相手にメッセージを伝える重要な手段です。ジェスチャーを効果的に使用するためには、カメラの位置や映る高さに注意を払う必要があります。 

カメラは、顔と同じ高さに設定しましょう。ジェスチャーは適度な大きさで行うことが大切です。

例えば、うなずくときは顔を揺らす程度のものではなく、顔が明らかに上下していることが伝わるようにしましょう。 

 

カメラとの距離、高さは注意する

カメラは、自分の視線の正面に設置しましょう。視線より高い位置に設置すると上から見下ろす形となり、低い位置に設置すると見上げるように見えます。不快感を与えたり言葉が伝わりにくくなったりする恐れがあります。 

また、カメラとの距離は上半身全体が移る位置に設定しましょう。顔をアップにすると圧迫感が生じます。

反対に、距離が遠すぎると表情やジェスチャーなどが読み取れず、コミュニケーションに支障をきたします。 

ウェブカメラ

 

照明を意識し顔色をよく映す

顔色をよく見せるために、自然光が顔に当たるようにデスクをセッティングしましょう。ただし、日の差し込み方は時間帯や天気によって異なるため、面接日と同じ天気の日にあらかじめ確認しておくことが大切です。 

 自然光がない場所でオンライン面接する場合は、リングライトのような照明を使いましょう。角度や色温度、明るさを調整できるものがベストです。 

ライトは、顔に均一に照明が当たるように設置しましょう。また、色温度は暖色系とし、明るく温かみのある雰囲気を演出することがポイントです。寒色系は体調が悪く見えたり冷たい印象を与えたりする恐れがあります。 

 

オンラインだからといってカンペは見ない

オンライン面接は下半身を映さないため、膝の上にカンペを置くことで志望動機や自己PRなどの内容を忘れたときに備えることができます。しかし、採用担当者は目線もチェックしているため、カンペを見ていることがバレてしまいます。 

そうなれば、一般常識がない、十分な準備ができていないと判断され、不採用になる可能性が高いでしょう。オンライン面接はオフライン面接と同じ基準で採用の可否が決まるため、カンペは使用しないことが大切です。 

 

メモはタイピングではなく手書きで

面接中には、メモを取ることが許可される場合があります。オンライン面接の場合は、面接に使用しているパソコンにメモを取る方が多いかもしれません。しかし、タイピングはメモを取っているように見えず、よそ見をしながら何か作業しているように見えることがあります。 

 

また、タイピングの音をマイクが拾うことで、雑音が入る恐れもあります。これらの理由により、タイピングではなく手書きでメモを取った方がよいでしょう。メモを取るときは下を向きっぱなしになるのではなく、カメラを見ながら書くことが大切です。 

明確化する

 

7. オンライン面接のメリット

オンライン面接は、応募者にとって大きなメリットがある手法です。それぞれのメリットを理解し、活かすことを意識しましょう。 

 

交通費がかからない

従来のオフライン面接では、面接を受けるために交通費(交通機関の料金、ガソリン代、駐車場代など)を負担しなければなりませんでした。特に遠方の面接の場合、交通費はかなりの負担となります。

オンライン面接ではオフィスや面接会場への移動が不要なため、交通費がかかりません。複数社に応募する場合、交通費の総額が高くなるために応募先をかなり絞らざるを得なくなることもあるでしょう。 

 

その結果、自身にとって最良の企業への転職を実現できなくなる可能性もあります。そのため、交通費がかからないことは、経済的な負担が大きいと感じる方や遠方に住む方にとって大きなメリットです。 

お金

 

時間を節約できる

オンライン面接は、オフィスや面接会場へのアクセスにかかる時間や待ち時間が発生しません。それだけ面接の準備に時間をかけることができます。例えば、13時からオフライン面接を受ける場合には11時に自宅を出るところ、オンライン面接であれば12時50分ぐらいまで自由に過ごせます。 

 リラックスして過ごしたり、昼食をとって準備したりするほか、他企業への応募書類の作成にも時間を使えるでしょう。転職活動は、通常は複数社に応募します。また、現職に勤めながらの転職活動となるため、過密なスケジュール下で準備を進めることになるでしょう。 

 

そのような人にとって、時間を節約できることは大きなメリットです。 

 

地理的な制約を解消できる

オフライン面接の場合、遠方に住んでいることを理由に応募を諦めるケースがあります。オンライン面接であれば、どれだけ遠隔地に住んでいても面接を受けることができます。例えば、地方から東京の企業に応募する場合、多額の交通費と時間がかかるために諦めることがありますが、オンライン面接であればそのような制約は受けません。 

 

複数の企業に応募し、自身にとって最良の企業を見つけることができます。 

 

リラックスした環境で受けられる

オンライン面接は、自分がリラックスできる環境で受けることができます。オフライン面接では企業のオフィスや面接会場に出向くため、普段と異なる環境で慣れない面接を受けなければなりません。そのため、緊張によって実力を発揮できず、不採用となるケースもあります。 

 

オンライン面接は、自分の部屋やリラックスできる個室のコワーキングスペースなどで受けることができるため、ストレスから解放され、リラックスして面接に臨めます。緊張が緩和し、伝えたいことを十分に伝えられるようになるでしょう。 

 

面接の内容を容易に記録できる

オンライン面接では、面接に臨む自分の姿を録画して、次の機会に活かすことが可能です。オフライン面接では面接の様子を録画することはできません。オンライン面接であれば、画面のキャプチャや画面録画によって映像に残せます。 

 

ただし、面接の内容は機密情報に該当する恐れがあるため、採用担当者の許可を取ることが必須です。また、許可を得られた場合でも外部に流出しないように万全のセキュリティの元で管理し、不要になった段階で速やかに削除しましょう。 

 

1日に複数人(複数社)との面接が可能

オンライン面接は移動の時間がかからないため、1日に複数社の面接を受けることも可能です。現職で働きながら面接を受ける場合、有給休暇を取得するか公休日に面接の予定を入れる必要があります。 

短期間に複数日の予定を確保することが難しいため、転職活動が長期化しがちです。

オンライン面接であれば、午前中に1社、午後に1社と複数社の面接を受けられるため、転職活動期間の短縮が期待できます。 

 

8. オンライン面接のデメリット

オンライン面接のデメリットはいずれも対策次第で解消できるため、オンライン面接がオフライン面接に劣るわけではありません。オンライン面接デメリットについて詳しく見ていきましょう。 

 

技術的な問題が起きるリスクがある

インターネット回線が不安定な場合、接続が途切れたり音声や映像の品質が低下したりする可能性があります。これにより円滑なコミュニケーションが難しくなり、面接がなかなか進行しなくなったりネガティブな印象を与えたりすることも少なくありません。 

 

また、カメラやマイクなどのデバイスが故障した場合も同様です。これらのトラブルは、Wi-Fiではなく有線LANを使用したり、交換用デバイスを用意したりすることで防止できるでしょう。

あまりにもトラブルが大きい場合は後日改めて予定を組み直すことになるため、なるべく事前にデバイスが正常に動作するかや、回線の安定性などをチェックすることが大切です。 

 

コミュニケーションに制約がある

オンライン面接では、オフライン面接と比べて相手の表情や感情を捉えることが難しい場合があります。ビデオ通話の品質によって映像が乱れたり送れたりした場合は、さらに難易度が高まります。  

それだけ明瞭な発音やイントネーション、ジェスチャーなどの工夫が必要なため、面接の準備に時間がかかるでしょう。 

 

面接の質の低下が懸念される

オフライン面接は、場所や状況の影響を受けて緊張感が生まれ、応募者は面接に集中しやすくなります。一方、オンライン面接は自宅のようにリラックスできる環境で行うため、緊張感が和らぐ傾向があります。 

リラックスできることで志望動機や自己PRなどをしっかりと伝えられる一方で、緊張感が和らぎすぎて集中が途切れてしまうことも考えられます。 

 

人柄が伝わりにくい

オンライン面接は、オフライン面接と比べて非言語コミュニケーションの制約が大きく、人柄が十分に伝わりません。人柄は、発言内容だけではなく、ジェスチャーや表情、笑顔、視線など、さまざまな情報によって確認できるものです。 

 

これらの非言語コミュニケーションは画面越しに伝わりにくいため、企業が採用の可否を判断することが難しくなります。人柄は企業文化に合うかどうかを判断するための重要な情報のため、非言語コミュニケーションで人柄をしっかりと伝えることを意識しましょう。 

 

9. まとめ

オンライン面接は、交通費や時間の節約、地理的制約の解消などのメリットがあります。一方、非言語コミュニケーションを取ることが難しく、人柄がうまく伝わらない、デバイスやインターネット回線の不調によって選考に支障をきたすことがあるなど、デメリットも少なくありません。  

今回解説した内容を参考に準備を進めるとともに、非言語コミュニケーションを意識してオンライン面接を受けましょう。 

 

また、上記で説明した通りにオンライン面接はできているはずだが転職がうまくいかない場合はこちらの記事をご一読ください。

転職がうまくいかない原因や転職を成功させるための方法を説明しております。

30代の転職がうまくいかない原因とは?自分に合った職場で働く方法と注意点

 

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