上司と部下の距離感を縮めるコミュニケーションスキルの秘訣

コミュニケーション

上司と部下の距離感を縮めるコミュニケーションスキルの秘訣

コロナ禍においてリモートワークが増えてきています。

物理的な距離が離れたことによって、心理的な距離も離れてしまうことがあります。

そこで本記事では雑談を用いて部下との距離を縮める方法について解説していきます。

1. 気軽に話しかけられる「存在」であろう 

社内で業務や仕事で部下との雑談について、意味や生産性を見出せずにいる方も少なくないかもしれません。

しかし、雑談を上手に使えば相手とのコミュニケーションが円滑になり、最終的な信頼関係を築く最初の第一歩にもなりえます 

チームメンバーと打ち解け、本音を打ち明けやすい雰囲気を作ることで、チーム全体の連帯感が生まれます。

ところで、部下は上司との「雑談」に対してどう思っているのでしょうか。

プラス株式会社ファニチャーカンパニー『職場の居心地WEB調査』によると、以下のようなアンケート結果が出ています。

Q1. 働きやすい職場づくりのために、オフィスでの『雑談』は必要だと思いますか 

役職による意識の違いを探るため、雑談の必要性ついて「一般社員」と「部長職以上」に分けてアンケートを行いました。結果はグラフの通り。

「必要だと思う」「どちらかというと必要だと思う」

の合計が、一般社員で83%、部長職以上で93%でした。

ここから、部下も上司もほとんどの方は雑談の必要性を感じていると言えそうです。 

 

Q2. あなたが自分の職場で、「気軽には雑談できない」「雑談しにくい」と感じる相手は誰ですか? 

プラス『職場の居心地WEB調査』より引用

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000106100.html

次に、雑談しにくい相手について、「一般社員」と「部長職以上」それぞれに質問しました。

 

結果は、「役員」については一般社員・部長職以上ともに5割以上が雑談しにくいと回答。

次いで「上司」が一般社員で45%、部長職以上で35%という、他の項目と比較して高い結果となりました。

このように、社員は特に上の役職の人間との雑談についてやりづらさを感じていると言えます。

部下、上司ともに雑談の必要性を感じているのにもかかわらず、社員は上の役職の人間に対して雑談のしにくさを感じているようです。

仕事を行う上で相談しにくい存在として扱われることは上司としては避けたいことです。

部下や同僚と信頼関係を作るベースとして、スケジュールに余白を作ったり、デスクに小物を置いてみたりなど部下からアプローチしやすいと思ってもらえる存在になる工夫が必要です。

本記事ではどうしたら部下にとって気軽に話しかけてもらえる存在になれるのか、また雑談のメリットとそのコツについてご説明します。 

 

またテレワーク下でのコミュニケーションの取り方についてはこちらの記事でご紹介しておりますのでご覧ください。

2. 職場に雑談は必要?チームへのメリットとは 

それでは職場での雑談のメリットとはどのようなものがあるのでしょうか。 

知識の幅が広がる

最近のニュースや話題の本や映画、テレビ番組についてや、セミナーなど社外イベントで学んだことなどを話して共有することでお互いの自己研鑽・仕事に対するモチベーションにつながります

またこれらの雑談をする時の話題や知識の幅は、社外の人との雑談、ひいてはコミュニケーションの場生かすことができます。 

日々の発言が活発に

雑談によってお互いの近況を知ることは、違う役職や違う部署に関する仕事の知識や考え方を知れる良い機会です。

特に部下は上司の職業観を知ることで、高い視座を持って仕事に取り組むこ.とが可能になり、結果的に仕事に対するモチベーションが向上する効果も期待できます。

一見すると関係がないと思われる部署や人たちとの交流も、会社組織から見た自分の立ち位置を理解できる機会にもなります。

こういった雑談を通じた日々の信頼関係の積み重ねにより、部下から上司へ、上司から部下への発言や相談がしやすくなり、チームの活発化につながります。

また、雑談の中から新たなアイデアや解決案が生まれることもありいます。雑談の中で印象に残った話は忘れないようにメモしておくこともおすすめです。

3. 職場における雑談のテーマ

ではさっそく雑談をしてみよう!となったところで、そう簡単に雑談のネタが思いつかない、という方も多いのではないでしょうか。

そこでいくつかのテーマをご紹介します。

仕事に関する雑談

王道のテーマはやはり仕事に関した話題です。相手の仕事の状況やそれに対しての考え方や悩みについて聞いてみましょう。

上司から部下に対して聞くときは、部下を委縮させないように仕事の評価しているわけではなくあくまでも雑談として聞いているという事をあらかじめ態度や口頭で示すようにしましょう。

お互いの近況報告自社の製品や技術、人間関係について、また業界やキャリア全般の話をするのもよいでしょう。

話題性のあるもの

雑談によってカジュアルな雰囲気を作りたいときには時事的な話題が良いでしょう。

ニュース全般の話から雑談を初めて、スポーツ、音楽、芸能の中で共通点を見つけると、今後の雑談の話題にもつながります。

プライベートな話

部下や上司、同僚とより距離を縮めたい!というときには自分から少しずつプライベートな話を雑談に盛り込むのも良い方法の一つです。

ただ気を付けたいことは、聞いている相手の気持ちがネガティブになりそうな話題は避けましょう。

これまでの経歴や、夢や展望、休日の過ごし方、趣味やオフィス近辺の食事スポットなど、お互いの共通点や共感できるポイントが見つかれば距離が縮まること間違いありません。

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4. まとめ

雑談の必要性やメリット、雑談に使えるのネタをご紹介してきました。

本記事の内容を以下にまとめました。

部下、上司ともに雑談の必要性を感じているのにもかかわらず、社員は上の役職の人間に対して雑談のしにくさを感じています。雑談を活用するためにも、雑談しやすい環境づくりが重要です。

職場での雑談のメリットは、

  • 知識の幅が広がり、自己研鑽・仕事に対するモチベーションにつながる点
  • 雑談を通じて日々の信頼関係やチームの活性化につながる点

があります。

 

雑談のテーマとしては、

  • 仕事に関する話題
  • ニュースなど話題性のあるもの
  • プライベートな話題

があります。

 

ぜひ雑談や雑談しやすい環境を作ることで、チームのコミュニケーション活性化にお役立てください。

 

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