リーダーシップとは?種類・理論・必要なスキル・具体例を解説

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リーダーシップとは?種類・理論・必要なスキル・具体例を解説

 チームリーダーや経営者はリーダーシップを発揮する必要があるといわれているものの、どのような行動や考え方のことかわからない方も多いでしょう。リーダーシップには、さまざまな種類や理論があり、正解はありません。

今回は、リーダーシップの定義から種類、理論、必要なスキル、具体例まで詳しく解説します。 

 

1. リーダーシップとは

近年、新しいビジネスが続々と登場しているため、短期間で社内体制が大きく変化するケースも少なくありません。このような場合に求められるのが、リーダーシップを発揮できる人物です。リーダーシップの定義や求められている背景、マネジメントとの違いなどについて詳しく解説します。 

 

リーダーシップの定義とは

リーダーシップとは、

目標達成のために個人やチームを導くことができる指導力や統率力のこと

です。目標達成の方法をチームメンバーに示すとともに、モチベーションを高めるために行動します。

さらに、目標達成の障害の排除、ミスの補填など、円滑な業務遂行と目標達成に向けて対応することも「リーダーシップを発揮する」といえます。 

 

目標を達成するためには、リーダーだけではなくチームメンバーの力も必要です。チームメンバーが高いモチベーションを持って業務を遂行できるように、率先して難しい業務を担当したり、定期的なフィードバックとアドバイスでサポートしたりします。 

 

リーダーシップが求められる背景

現代において、リーダーシップが求められる背景には、以下の要因があります。 

  • 急速な技術の進歩やビジネス環境の複雑化により、迅速に適応することが求められている 
  • グローバル化により、異なるバックグラウンドや視点を持つメンバーをまとめ上げる能力が求められている 
  • リモートワークの普及により、効率的かつ最低限のコミュニケーションで大きな成果を挙げることが求められている 

リーダーシップは、以前から必要とされてきたスキルであるものの、近年はその重要性がますます高まっています。 

旗を掲げる人

 

リーダーシップとマネジメントの違い

リーダーシップとマネジメントは似たようなものと思う方も多いでしょう。 

リーダーシップは、チームメンバーを導くことで目標達成に向けて牽引する役割を持ちます。一方、マネジメントは組織を管理し、目標達成のために具体的な戦術を立てます。業務を効率的に遂行し、タスク管理や問題解決に焦点を当てます。

どちらも組織の成功には欠かせないため、リーダーシップを発揮しつつマネジメントを行うことが重要です。  

 

なお、リーダーシップを発揮すべきはチームリーダーだけではありません。メンバーそれぞれがリーダーシップを発揮することで、目標達成に向けてチームをより一層押し上げることが可能です。一方、マネジメントは基本的にはマネージャーだけが行うものです。 

リーダーシップとマネジメントの違いについては、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。 

 

2. クルト・レヴィン提唱リーダーシップの種類

リーダーシップは、さまざまな心理学者が提唱しています。ここでは、アメリカの心理学者「クルト・レヴィンKurt Zadek Lewin」が提唱したリーダーシップを解説します。 

なお、自身のリーダーシップのタイプを知りたい方は、こちらのリーダーシップ診断テストを試してみてください。 どのようにリーダーシップを発揮すれば良いのかが見えてくるでしょう。 

 

専制型リーダーシップ

専制型リーダーシップとは、

全ての業務においてリーダーが指示・命令・関与するタイプ

です。

クルト・レヴィンが活動していた20世紀前半においては、日本を含めて世界中で専制型リーダーシップが多く見られました。 

チームを強力に指揮し、部下をコントロールするのが特徴です。リーダーは一方的に意思決定を行い、部下の意見を聞くことはほとんどありません。 

 

そのため、部下の主体的な行動を阻害し、成長を抑制させてしまう可能性があります。長期的な人材育成ではなく、短期間で利益を出すことを目的とした方法といえるでしょう。定型の業務であれば有効な場合もありますが、クリエイティブ性が求められる業務には向いていません。

例えば、事務作業、会場設営、介護、医療のように、行うべきことが決まっている業務であれば、有効と考えられます。  

しかし、多様性や自主性が求められる近年においては、専制型リーダーシップは時代に合わないともいえるかもしれません。 

 

民主型リーダーシップ

民主型リーダーシップは、

メンバーに指示・命令をするとともに、意見にも耳を傾け、意向を汲み取りながら方針を決めるタイプ

です。 

 

一方的に指示をするのではなく、メンバーの話をよく聞くため、組織内に友好的な雰囲気が生まれるとともに団結が高まりやすくなります。同時にモチベーションアップにもつながることから、業績の安定性や人材育成の効率性においても優れています。 

ただし、メンバーの意見に耳を過度に傾けたり、意向を反映しすぎたりすると、足並みを揃えないメンバーが出てくる恐れがあるため、難易度が高い方法ともいえるでしょう。また、短期的に利益を挙げることよりも、長期にわたり安定的に利益を挙げることに適しています。 

フィードバックしている写真

 

放任型リーダーシップ

放任型リーダーシップは、

メンバーの自主性と能力を尊重し、個々の判断に委ねるタイプ

です。

メンバーが自身のスキルやアイデアを活かして仕事を進めるため、自主的な行動による成長と、優れたクリエイティブ性の成果物の作製が期待できます。 

メンバーが自身の行動に責任を持つため、性格によっては行動できないメンバーも出てくるでしょう。そのようなメンバーに自主的な行動を促すためにコミュニケーションを取ることもリーダーの役割です。 

また、個々の役割分担ができていないと、業務に重複が生じてトラブルが起きたり、権力争いが生じたりすることがあるため、一定の統率は必要です。チーム全体の一体感を重視する組織には向いていません。 

 

3. ダニエル・ゴールマン提唱】リーダーシップの種類

アメリカの心理学者ダニエル・ゴールマン」は、リーダーシップを5の類型に分類しています。それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。 

 

ビジョン型リーダーシップ

ビジョン型リーダーシップは、

リーダーが掲げたビジョンの実現に向けて、メンバーが一体となって取り組むタイプ

です。ビジョンの実現に向けた業務の遂行方法は、メンバーの自主性を尊重して決定します。  

メンバーが帰属意識をもって業務を遂行できるため、企業が急成長を遂げる時期に求められる傾向があります。ただし、一度掲げたビジョンを変更するとメンバーに大きな負担がかかるため、リーダーが信念を持って取り組めることが重要です。 

 

コーチ型リーダーシップ

コーチ型リーダーシップは、

リーダーがメンバー一人ひとりと向き合い、個々が掲げる目標や強み、性格、価値観などを踏まえ、各メンバーに合ったサポートを行うタイプ

です。 

全メンバーの主体性が求められるケースに有効であり、モチベーションを高めつつ目標達成に向けて業務を遂行できるようになります。ただし、メンバーの特性を理解して適切にコミュニケーションを取るためには、相手に合わせた対応ができる能力が必要です。また、それぞれに異なる対応を取ることに精神的ストレスを感じることもあるでしょう。 

そのため、コーチ型リーダーシップを実現できるリーダーは、それほど多くは存在しません。 

にこやかに話し合う上司と部下の画像

 

関係重視型リーダーシップ

関係重視型リーダーシップは、

メンバー間の関係性や個人の感情に配慮するタイプ

です。それぞれの関係を考慮しながら進める必要があるプロジェクトにおいて有効といえるでしょう。

例えば、広告製作においてはライターやイラストレーター、マーケターなどが連携して1つの制作物を作り上げます。 

 

人間関係に問題があると、意見の相違やお互いを尊重しない対応などによって、業務遂行の遅延やクオリティの低下などが起こりかねません。関係重視型リーダーシップによって良好な人間関係を構築することで、円滑な業務遂行と制作物の品質向上が期待できます。 

ただし、人間関係を過度に重視した結果、組織の目標達成ができなくなることが懸念されます。 

 

ペースセッター型リーダーシップ

ペースセッター型リーダーシップは、

一流のリーダーが自ら業務を遂行し、メンバーからの信頼を得ながら組織を牽引するスタイル

です。模範的行動によってメンバーを牽引する必要があるため、優れたプレイヤーでなければ実現できません。営業や開発のように、個々のスキルが結果に反映されやすい業務において有効です。 

ただし、リーダーが大量の業務を抱えると、メンバーが十分な経験を積むことができず、組織成長に悪影響が及ぶ恐れがあります。 

 

強制型リーダーシップ

強制型リーダーシップは、

リーダーがメンバーに対して強い指示を出すことで、半ば強引に業務を遂行させるタイプ

です。メンバーは自身の考えとは異なる方法で業務を遂行することになり、モチベーションが低下する場合があります。結果として離職率が高まり、企業の利益が低下することにもなりかねません。 

そのため、他のリーダーシップのタイプでは課題解決できないときや、迅速な意思決定が求められる場合などでのみ利用することが大切です。 

 

4. リーダーシップ理論の種類

リーダーシップにおいては、さまざまな理論が提唱されています。理論の種類と特徴について詳しく見ていきましょう。 

 

PM理論

PM理論は、1966年に日本の経営学者「三隅二不二」が提唱したリーダーシップの理論です。  

リーダーの行動はP(目標達成機能)」と「M(集団維持機能)で成り立っていると考えています。

P行動は目標達成のための品質向上やルール遵守などです。

M行動は集団内の関係性や人間関係を重視する行動を指します。 

どちらか1つでも成り立っていなければ、目標を達成することはできません。目標達成に向けてメンバーのモチベーションを高めつつ、ルールを厳守するように促したり人間関係を維持したりします。  

PM理論については、こちらの記事でさらに詳しく解説しています。 またどのタイプに当てはまるかの診断テストもご用意しておりますのでぜひご利用ください。

 

特性理論

特性理論は、個人の特性や属性によって優秀なリーダーかどうかが決まるとの考え方です。もともと、リーダーに足る人物とリーダーにはなり得ない人物に分かれるとの考え方に基づいています。 

リーダーはチームの目標達成における高いモチベーションがあり、メンバーに強い影響力を持ちます。また、困難な状況でも冷静に対応でき、課題を着実に解決できるものとされています。 

 

行動理論

行動理論は、リーダーの行動パターンに焦点を当てた考え方です。特性理論がリーダーになり得るかどうかは生まれた時点で決まっており、修正が効かないという考えであるのに対し、行動理論は行動やトレーニング次第でリーダーになれるという考え方です。 

 

行動理論は、「タスク指向型行動」「人間関係指向型行動」に分類されます。 

タスク指向型行動は目標達成に必要な計画やその遂行に関連する行動のことです。人間関係指向型行動は、メンバーとの協力体制の構築や日々のコミュニケーションなどのための行動を指します。 

これらの行動パターンを追求しつつ両方のバランスを取ることで、優れたリーダーになれるとされています。 

 

 

条件適合理論

条件適合理論は、特定の行動が特定の状況や環境条件に適合する場合にのみ、効果的なリーダーシップを発揮できるとの考え方です。行動理論のように、行動次第でリーダーになれるとは限らないとされています。 

リーダーは状況に応じて適切な行動を選択し、柔軟性を持ってリーダーシップを発揮することが重要です。条件適合理論は、現代におけるリーダーシップ理論の多くの基盤となっています。 

 

コンセプト理論

コンセプト理論は、ビジネス環境や組織の状況に応じて、適切なリーダーシップの方法が異なるとの考え方です。リーダー自身の能力と環境の相互関係に焦点を当てており、状況に応じて適切な行動を選択し、リーダーシップを発揮する必要があるとされています。 

コンセプト理論におけるリーダーシップは、次の5に分類されます。 

  • カリスマ型リーダーシップ……組織を力強く牽引し、ビジネス環境で積極的なチャンスを追求する
  • 変革型リーダーシップ……経営方針を根本的に見直し、大規模な改革を進めるために働きかける
  • EQ型リーダーシップ……人間関係やメンバーの感情に重点を置き、職場環境を改善してモチベーションを高めることを追求する
  • ファシリテーション型リーダーシップ……メンバーの自発的な行動を尊重し、業務意欲や成長を促す行動を取る
  • サーバント型リーダーシップ……リーダーは裏方の仕事を行い、メンバーの成功を支える

 

上記のリーダーシップを状況やリーダーの特性、能力などに応じて柔軟に使い分けることが重要です。

5. リーダーシップをどのように発揮すればいい?

リーダーシップを発揮するためには、次のように行動する必要があります。 

 

適切に目標を設定する

リーダーシップを発揮するためには、まず適切な目標の設定が重要です。目標は明確で具体的であり、チーム全体が理解しやすいものでなければなりません。それでいて、実現可能なものの努力をしなければ達成できない数値目標を設定する必要があります。  

また、目標をチームメンバーと共有し、共感を得る努力も必要です。数値の根拠、現実性などを具体的に伝え、質問があれば答えるようにしましょう。 

 

チームメンバーの能力を引き出す

優れたリーダーは、メンバーの潜在能力を引き出すことができます。メンバーの強みやスキルを認識し、それを活かす機会を提供することで、チーム全体のパフォーマンスを向上させます。 

また、メンバーに対して、役割と貢献が全体の目標にどのように関連しているかを説明し、モチベーションを高めることも重要です。さらに、定期的なフィードバックによって、スキルやパフォーマンスを向上できるように促す必要もあります。 

 

模範的存在として業務を遂行する

よほど強いカリスマ性がない限り、指示を出すだけでメンバーがスキルを発揮できるようになることはありません。まずは、自らが模範的存在として業務を遂行する必要があります。たとえば、仕事を計画どおりにこなすのは当然として、品質を重視し、トラブルも迅速に解決します。 

 

また、資格の取得やスキルアップなど、学びの姿勢を見せることも自己成長に対するモチベーションアップにつながるでしょう。 

誇りを持って働く人の画像

 

コミュニケーションで士気を高める

コミュニケーションはリーダーシップの鍵といえます。適切なコミュニケーションは、メンバーとの信頼関係の構築やモチベーションアップに欠かせません。  

意見に耳を傾けて業務に取り入れたり、適切なフィードバックを行ったりすることで、良好な関係を築きつつメンバーの成長を促進できます。 

また、個々が求めるコミュニケーションスタイルを理解し、臨機応変に対応することが重要です。 

 

6. リーダーシップを発揮した具体例

リーダーシップを発揮したことで、組織に良い影響を与えた例を3紹介します。

緊急性をメンバーに認識させた例

あるプロジェクトで、期限までに大きな課題が解決できない状況に直面しました。リーダーは全メンバーとの緊急会議を実施し、メンバーに現状を共有しました。 

課題の重要性を数値や具体的なデータを用いて説明するとともに、達成すべき目標や影響を示すことで、メンバーに課題の緊急性を理解させました。 

 

また、リーダーはメンバーからの意見を歓迎し、積極的に聞き入れたことも重要なポイントです。チームメンバーとの協力の結果、新しいアイデアと戦略が生まれ、課題へのアプローチが変わりました。これにより、大きな課題が解決され、当初の目標どおりに業務を遂行できました。 

 

メンバーの信頼関係を構築

新たに結成されたチームにおいて、意見の不一致とコミュニケーション不足に直面した際に、リーダーシップを発揮して解決に導いた事例です。リーダーはチームビルディングの重要性を認識し、チームメンバー全員が参加できるイベントを計画しました。メンバーが楽しみながら協力することで1つの目標を達成する内容とすることで、信頼関係を築く機会を提供しました。 

 

その結果、意見の不一致やコミュニケーション不足が解消され、チーム全体が一つの目標に向かって協力できる状態が整いました。 

 

メンバーの成長を促進

リーダーは、メンバーの成長をサポートするために、定期的なフィードバックを実施しました。メンバーの自己評価によって強みと弱みを明確化し、そのうえでキャリア目標やプロジェクトでの目標を設定しました。

これにより、メンバーは自身の役割やプロジェクトにおける貢献の方法などを認識でき、具体的な方向性を持つことができました。 

 

フィードバックでは、メンバーのスキルを高めるためのプランをリーダーが策定したことも成功のポイントです。具体的なトレーニング方法についてアドバイスし、リーダー自身のリソースを割いてサポートを行いました。 

 

7. リーダーシップを発揮する人の特徴

ここまでリーダーシップを発揮した例を説明してきましたが、誰もが最初からリーダーシップを発揮できるわけではありません。性格や経験、スキルなどが合致することでリーダーシップを発揮できるようになります。リーダーシップを発揮できる人の特徴について詳しく見ていきましょう。 

 

決断力に優れている

優れたリーダーは情報収集と冷静な状況分析により、大きな決断を迅速下すことができます。不確実性が高い状況においてもリスクを過度に恐れることなく、組織やチームを導きます。例えば、ビジネスの戦略的な変更が必要な場合でも、タイミングを逃さないように即座に行動します。 

優先順位をつける画像

 

コミュニケーションスキルが高い

優れたリーダーはメンバーとのコミュニケーションを重視します。メンバーの意見を尊重することで協力関係を築き、チームの目標を達成するために一丸となります。 

メンバーの特性を踏まえて個々に合ったコミュニケーションを取ることができるのも、リーダーシップを発揮できる人の特徴です。 

 

責任感が強い

リーダーは組織やチームの成功に対して強い責任感を持ちます。そのため、プロジェクトがスケジュールから遅れそうな場合でも、自身のリソースを確保し、計画通りに進めるための措置を講じます。 

 

自己管理能力に優れている

ストレスの多い状況やプレッシャーにも関わらず、リーダーは冷静さを保ち、自身をコントロールができます。例えば、予期せぬ問題が発生した際リーダーはパニックに陥らず、冷静に対処策を立案し実行します。 

 

共感力がある

メンバーの感情を理解し、共感する能力が重要です。共感力があるリーダーは、メンバーとの信頼関係を構築し、それぞれがスキルを十分に発揮できる状況を作ることができます。  

例えば、メンバーが人間関係に悩んでいる場合は、他のメンバーも交えて面談を行い、協力関係を築けるように促します。 

 

自己成長に対する意識が高い

めまぐるしく変化するビジネス環境に適応するために、自己成長へのコミットメントが必要です。リーダーシップを発揮できる人は、最新の知識や技術の習得を目指し、日々努力を重ねます。  

また、新しい技術やトレンドが登場した場合、リーダーはいち早く情報を収集し、組織に取り入れるべきかどうかを検討します。 

 

高い倫理模範を持つ

優れたリーダーは倫理的な行動を重要視し、チームの秩序を守ります。法律やコンプライアンスを遵守し、その重要性や意味をメンバーに示すことで、倫理問題によって会社の評判を落とすリスクを軽減します。 

 

心に余裕がある

リーダーはストレスやプレッシャーにさらされることが多いため、心に余裕を持てなければリーダーシップは発揮できません。ストレスが大きい状況でも冷静に判断し、柔軟性をもってトラブルに対応する必要があります。 

 

実績に基づいた自信がある

優れたリーダーは成功と失敗を経験し、その経験に基づいた自信を持っています。過去に、プロジェクトで大きな課題を克服した経験があれば、同じようなプロジェクトの遂行において自信を持つことができます。 

 

8. リーダーシップ能力を高める方法

リーダーシップ能力を高めるためには、意識だけではなく行動も見直す必要があります。リーダーシップ能力を高める方法について詳しく見ていきましょう。 

 

意思決定から行動までを短期間で繰り返す

リーダーシップを向上させるためには、意思決定から行動への移行を迅速に行う能力が重要です。計画を立てて決断したら、すぐに行動に移りましょう。その際は、結果を評価し、必要に応じて改善策を講じることが大切です。このプロセスを短期間で繰り返すことで、リーダーシップスキルが向上します。 

 

異なる立場の人と積極的にコミュニケーションを取る

異なるバックグラウンドや専門性を持つ人々と積極的にコミュニケーションをとり、多様な価値観や知識を身につけましょう。意見やフィードバックを尊重し、共感力を高めることがリーダーシップ能力の向上につながります。 

例えば、自身の部門外のミーティングに積極的に参加し、異なる立場や専門性を持つ人々とコミュニケーションを取ります。 

 

チーム全体を一歩引いた場所から見下ろす

リーダーは単タスク実行するのではなく、組織全体の戦略とビジョンを理解する必要があります。組織やプロジェクト全体を一歩引いた場所から見下ろすイメージで、全体像を把握しましょう。

これにより、組織の方向性を見失うことなく、リーダーシップを発揮できます。 

 

自身のスキルを正確に把握して磨き上げる

リーダーシップを向上させるには、自身の強みや弱みを正確に認識することが不可欠です。強みを伸ばすとともに、弱みを克服するために、トレーニングやコーチングを受けることも検討しましょう。また、上司や部下、同僚からフィードバックを受けて、自己分析の精度を高めることも重要です。 

 モチベーションを向上しちえる写真

 

過去の事例から学ぶ

過去のプロジェクトの成功と失敗を振り返りましょう。どのような決断や行動が効果的だったのか、反省点は何かを分析し、今後の行動に生かすことで、リーダーシップスキルが向上します。他の成功したリーダーの事例やケーススタディを分析し、成功と失敗から教訓を得ましょう。 

 

リーダーシップ研修を受ける

リーダーシップスキルを向上させるために、リーダーシップ研修やトレーニングプログラムに参加することを検討しましょう。リーダーシップスキルの向上、コミュニケーションテクニック、戦略的思考などを学ぶことができます 

 

9. まとめ 

リーダーシップを発揮することでメンバーのスキルとモチベーションを引き出し、目標達成に向けて一致団結して取り組めるようになります。それだけ目標を達成しやすくなるため、リーダーシップを発揮できる人は企業の利益に大きく関わります。今回、解説した内容を参考に、リーダーシップ能力の向上を目指しましょう。 

 

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